音楽ファンなら英語を知っていた方が良い理由

今回は常に新しい音楽との出会いを求めて生きる旅人の方々のための武器を紹介します。英語に自信のない方向けです。

はじめに

英語は、日本では義務教育に組み込まれているのでほとんどの方が触れたことのある外国語です。それでも日本に住んでいれば普段使う機会がないというのが現状だと思います。

私は英語の先生ではないので英語教育や勉強法についてはお話できませんが、趣味という面から英語が活躍する場面を説明することで英語の先生方とは違う視点を提案するつもりです。

私は英語圏に行ったことがなく英語そのものもあまり流暢ではありませんが、現実として特に問題なく使えています。英語を武器にお仕事をされている方々には及ばないというお断りだけは入れさせていただきます。

音楽を発掘するときに

インターネットが普及したことで昔のようにテレビ・ラジオ・雑誌などから提供されるものの中から選ぶしかない時代は終わりました。これが意味するのは、リスナーの意思次第で選択肢が広がるようになったということです。

私は時代を語るにはまだ若すぎますが、金と力のある会社が贔屓のアーティストを宣伝すれば音楽の内容に関わらず売れるという傾向は以前の方が顕著だったはずです。

今でもテレビが好きだからそこで見かけて気になったものを聴く、番組の主題歌で好きなものを聴くなどのスタンスの方はいらっしゃいますが、それに飽き足らない皆さんはインターネットを駆使して自分の好みの音楽を追求していることでしょう。興味が日本の音楽だけにとどまらない方も多いのではないでしょうか。

私もその過程で「邦楽」「洋楽」という無意味な二大カテゴリーからなる世界観を脱出していきました。

英語がわかることのメリット

インターネットで情報収集をするときの話です。日本語しかわからない場合、日本人による情報だけが頼りになりますが、英語がわかる場合、

  1. 英語圏の方々が発信した情報
  2. 国籍問わないが英語が公用語の巨大サイト
  3. 各アーティストの外国人向け情報

が加わります。ポイントは2つ目と3つ目です。

英語が公用語の巨大サイトにはジャンル別の愛好家向けのデータベース・レビュー投稿サイト(私はprogarchivesなどをよく見ます)や、マーケットプレイスを兼ねたデータベース・レビューサイト(Discogsなど)があり、世界中から情報が集まるためこれらを利用できるだけで情報量は増えます。

アーティスト自身が発信した情報を得るときも英語がわかると便利で、公式サイトが最低でも自国語と英語の二言語に対応している場合が多いです。SNSで二言語投稿をしたり、英語圏でなくても基本英語で発信するアーティストもいます。直接連絡をとるときも英語で対応してくれるケースが多いのではないでしょうか。

ファン同士の国際的コミュニケーションも英語で行われます。YouTubeで音楽を聴くならコメント欄を読むことも、コメントで交流することもできるようになります。音楽の世界でも、英語は色々な国の人々を繋ぐ共通語なのです。

私は英語至上主義者ではないため「英語だけわかれば大丈夫!」という意見には賛成できませんが、音楽のために何言語も習得するのも大変ですし、英語が役に立つのは英語圏の音楽を探すときに限らないということです。

最後に

いかがでしょうか。少し学問に似ていませんか?日本の大学生は外国語系の学生を例外として英語が使えない人の方が多いと思いますが、彼らももっと先に進んで自分の専門分野を究めようと思えばいずれ英語で先行研究を読まざるを得なくなる可能性が高くなります。

知識を得るために情報元の範囲を広げるという意味で、情報収集の英語を紹介しました。それでは。


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