Andaja: “Perkūno kariauna” 楽曲レビュー

リトアニアのフォークロックバンドAndajaのアルバム”Atvaras”収録の楽曲“Perkūno kariauna”のレビューです。

Andaja

Andaja(アンダヤ)はリトアニア出身のフォークロックバンドです。フォークメタルバンドとして2000年代から活動していて、最初のアルバム”Iš Atminties”では非常にクセの強いメタルをやっていました。この”Atvaras”がようやく2枚目ですが、音が少し軽くなり少しは聴きやすくなりました。

しかし音楽自体が奇抜なため聴いていてつい変だなと思ってしまうようなバンドです。そういう理由でプログレファンとは相性が良いかもしれません。

Atvarasというアルバム

Atvarasは1stアルバムから11年経った2017年に発売されました。CDのデザインはユニークで、銅のようなものが埋め込まれています。私はリトアニアの首都ヴィリニュスにあるエスニックショップ”Ragainė”でそのCDを買ってきたので持っています。

このアルバムの収録曲はどれも長くヘンテコで、あまり聴いていて心地の良いものではありませんが面白いです。民族音楽がベースとしてあるのでリトアニアのネオフォークに興味がある方にはぜひ挑戦していただきたいと思います。

楽曲レビュー

ボーカルは主に女性ですが、男性の声も入っています。サウンドはプログレっぽいですが、どのフレーズにもフォーク色が感じられます。

急に拍子も曲調も変わる不思議な曲構成はAndajaの特徴で、これがあるからこそAndajaは変なバンドなのです。それぞれの楽想は驚くほど奇抜というわけでもないのですが、一曲のうちに何度も唐突な変化があるので聴き手は戸惑います。

おまけに変拍子も多く使われていて、サイケではありませんが平衡感覚が狂ってしまいそうです。世の中には色んな音楽があるんだなと思わせてくれるようなバンドですね。

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