Harmaja: “Varjoina” 楽曲レビュー

フィンランドのアコースティックロックバンドHarmajaのアルバム”Harmaja”収録の楽曲“Varjoina”の紹介です。

Harmaja

Harmaja(ハルマヤ)はフィンランド出身のアコースティックロックバンドです。ゴシックメタルバンドCharonのボーカリストであるJuha-Pekka Leppäluoto(ユハ・ペッカ・レッペルオト)によって結成されました。2000年代から活動しています。

Charonはメタルバンドですが、Harmajaはアコースティックサウンドを活かして大人の雰囲気で聴かせるロックバンドです。

時間的にはHarmajaの方がCharonより後です。Charonは2011年解散ですが最後のアルバムは2005年に発売されており、Harmajaは2007年に結成されています。

もしHarmajaができたためにCharonの活動が止まったのだとしたら残念ですが、そのあたりの事情については何も知りません。

私は半分Juha-Pekka Leppäluotoの声目当てで聴いているのですが、音楽的にCharonもHarmajaも両方良いと思っています。そしてどちらにも彼のボーカルが上手く合っています。

Harmajaというアルバム

バンドの1stアルバムとして2009年に発表されたアルバムで、バンド名を冠しています。

ほとんどが落ち着いたアコースティックな楽曲で構成されていますが、エレキギターが使われていないわけではありません。適度に静かで、適度に盛り上がります。

私はアルバム全体で見ると佳作にとどまっているかなと感じたのですが、やはりこういう渋い曲調でLeppäluotoのボーカルが堪能できるのは嬉しいことです。

楽曲レビュー

Varjoinaはアルバムの最後に配置された8分を超える曲で、アルバムで最も優れていると私は思いました。そもそもHarmajaを聴き始めたのがこの曲からなのです。

まずYouTubeで耳にして感動し、CDの入手方法がわからず悶々としていたのですが、定額ストリーミングサービスのSpotifyを始めてみるとそこにあったので今はそれで聴いています。

ゆったりとした6拍子に乗ってアコースティックギターと暖かいピアノの音が伴奏を担当します。Leppäluotoの声はやはり渋く味わい深く、この曲の雰囲気を作っています。

ただゆったりしているだけでないのがこの曲の良いところで、後半の盛り上がりが非常に大事です。この楽曲は最初からここに向かっているのであって、これがあるからこそこの長い時間を楽しめるのです。

 

 

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