ポーランド都市紹介: Opole(オポレ)

オポレ

中央広場です。

ポーランド語名称: Opole (オポレ) ※「オポーレ」とも表記されることがあります。
所属県: オポレ県
人口: 約13万人(2017年)

オポレの概要

オポレはポーランド南部に位置する都市で、オポレ県の県都です。カトヴィツェとヴロツワフの間に位置し、電車でこの二都市間を移動すると必ず通ることになります。

私はこの二都市間を幾度となく移動したので、オポレをだいたいの中間地点として目安にしていました。実際にオポレに行ったのは一回きりです。

自然の多い街で、地形には起伏があります。県都ではありますが街としての規模はそこまで大きくなく、2015年の人口の多いポーランドの都市ランキングでは30位以内にすらランクインしていません。

オポレの特徴

プロイセン帝国の支配下にあったためドイツ風の建築が目立ちますが、地区によっては建物が非常によく手入れされていてリノベーションも行われており、美しく見えます。

というのも、ヨーロッパでは建物を取り壊して新しいものを建てることが少ないので、昔からある建物がどれだけ手入れされているかということが街の見栄えを左右します。

オポレを流れているのはヴロツワフと同じオドラ川で、川沿いには大きな公園があります。

なお、オポレでは毎年Krajowy Festiwal Piosenki Polskiej w Opoluというポーランド最大の音楽フェスティバルが開催されていて、これはポーランド芸能界での成功の象徴でもあるようです。

私はこのフェスティバルが開催されていた6月のある日にヴロツワフからカトヴィツェに帰ることになっていて、イベントのことを知らないまま気まぐれで電車ではなく都市間バスを利用しました。

ちょうどフェスティバルの観客の車によって渋滞が発生していて、普通なら2時間半で帰れるはずが3時間半以上かかったことを覚えています。渋滞になることを知っていれば電車で帰ったのですが…

私がオポレ観光をしたのは日曜日でお店がほとんど閉まっていたのですが、それにしても人が少ないなと感じました。街を歩いていると至る所に求人センターがあるのですが、ほとんどが外国での仕事を斡旋しているものだったのでいつかオポレは人口流出で寂れてしまうのではないかと思いました。

オポレの観光

オポレは観光都市ではないので特に観光客が集まる場所はありませんが、上の写真に写っている中央広場の塔はかなり立派です。高さもかなりあるので街を歩いているとこれが見えることもあります。

またこの街にはポーランドの歌博物館というものがあります。これは今までに作られたポーランド音楽のための博物館で、行ったことはありませんがユニークだなと思いました。

ポーランド各都市訪問記: Opole(オポレ) 日曜日の遠足

訪問都市: Opole (オポレ) ※「オポーレ」と書かれることもあります。
訪問時期: 2018/7/22

ポーランド南部に位置する県の県都でありながら田舎の雰囲気を残した街オポレの訪問記です。

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