ポーランド各都市訪問記: Bytom(ブィトム) シロンスクの町・カトヴィツェ発の小旅行

カトヴィツェ近郊にある、シロンスク地方に典型的な雰囲気の街Bytomの訪問記です。

訪問場所: Bytom (ブィトム) ※「ビトム」と書かれることもあります。
訪問時期: 2017/10/24

 

Bytomについて

位置: カトヴィツェから北西へ15km
県: シロンスク県
人口: 約18万人
アクセス: カトヴィツェからバス/トラムで約30分

Bytomは炭鉱で栄えた街で、今でも小さい面積の中にカトヴィツェ市の半分ほとである18万人が住んでいて極端に人口密度の高い地域だそうです。

残念ながら炭鉱はほとんど閉鎖してしまいました。この地方の方言であるシレジア語がよく耳に入ってくる場所でもあります。

アクセス

今回は、カトヴィツェの中心部にあるショッピングモールSupersamの横にあるバス停Piotra Skargiからバスで行きました。

Bytom駅に行けるバスの番号は820または830で、運賃は4.80zł(当時のレートで約160円)だったはずです。Bytomまではトラムも利用でき、帰りにはトラムを使いました。

到着地点はバスステーションです。かなり多くの乗り場があります。近くには小さなお店がいくつか並んでいました。

散策

現地のポーランド人と待ち合わせだったのですが、待ち合わせにはまだ早かったのでとりあえず街中に向かいます。この灰色の建物は駅舎ですがかなり古く見えます。

とても眠かったのでマクドナルドでコーヒーを買って、近くに合った言語専門書店で語学書を物色してから待ち合わせのバスステーションに戻ります。

ついでに駅の中に入って写真を撮ってみましたが、この駅は使いたくない気がします。

待ち合わせの後案内をしてもらいながらBytomの街を歩きました。ここはオペラ。オペラの建築はBytomの見所の一つだそうです。建物の前にはショパンがいました。

ここは音楽アカデミーだそうです。建物が気に入りました。

街の中央広場(Rynek)へ向かいます。

Bytomの中央広場。広いのに何もなく、好きなだけ駆け回れそうです。ただ常にすっからかんなわけではなく、夏にはパラソルつきのテーブルが並べられ色々なイベントが行われるそうです。

これは大型ショッピングモールAgora。建てられたのはたった数年前だそうです。ショッピングモールで時間を過ごしてしまってはBytomに来た意味がないと思ったので中には入っていません。

なおBytomにあるのは古い建築がほとんどで、その中にこのAgoraが建っている風景にはいささか場違い感があります。

教会。

公園

一通り街を見た後公園へ行きました。秋だったので葉っぱがどんどん落ちていましたが、全体的にはとても綺麗です。

ここはコンサートなどが行われる野外ステージ。

どれだけ見ていても飽きません。とても綺麗な景色です。人口密度の極端に高い街にこんなに広々とした公園があるのは素敵です。

湖にたどり着きました。

建物の土台のようなものが見えるでしょうか。昔ここに小さな教会があったものの放火によって焼失してしまったそうです。

謎の彫像が並ぶ場所もありました。

天気はそれなりに快適で、公園の中の散歩はとても気持ちがよかったです。

いつものように観光した証としてマグネットを買って帰ろうと思ったのですが、Bytomは観光都市ではないためそういうものがほとんど売っていませんでした。

唯一マグネットが買えそうな地域観光センターのような場所もこの時間にはすでに閉まっているようだったので、この公園から直接トラムに乗ってカトヴィツェへ帰りました。マグネットは次に来た時に手に入れようと思います。

まとめ

Bytomに行ったのはこの時が初めてですが、第一印象はとても良かったです。古い建築が多く見られ、統一感があるのでなんとなく落ち着きます。街並みはとてものどかで歩きやすく、特に公園が気に入りました。なお、観光名所といえるかどうかはわかりませんが近郊にもいくつか面白い場所があるそうです。

Bytomには外国人がほとんどいないらしいので私たちを見て人々がどう感じるのかはわかりませんが、ポーランドの空気が好きならこういった半田舎を訪れてみるのも面白いでしょう。

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