訪問場所: Jawor (ヤヴォル)
訪問時期: 2019/1/1
ガイドブックにも載っているほど有名な平和教会があるドルヌィ・シロンスクの町ヤヴォル。その平和教会を見てきたので、訪問記として書きます。
Jaworについて
今回は本当に教会の話だけになります。というのも、車でヤヴォルに出かけることになったものの天気が悪く教会だけ見て帰ってきたからです。
それでも、ヤヴォルについての基本情報をまとめておきます。
JaworはWojewództwo dolnośląskie(ドルヌィ・シロンスク県)に位置する街です。県都のヴロツワフ(Wrocław)までは50km以上あるので、そこまで近いとは言えません。
ドルヌィ・シロンスク県の主要都市の中では、レグニツァ(Legnica)やヴァウブジフ(Wałbrzych)が比較的ヤヴォルに近いです。
ヴロツワフからヤヴォルまで直通電車はありませんが、バスで移動することができます。
町の人口は23000人程度(2017年)で、大きい街ではありません。それでも、ユネスコ世界文化遺産に登録されているEwangelicki Kościół Pokoju(福音派平和教会)のおかげで知名度があります。
Jaworまでの道のり
私はChojnów(ホイヌフ)という町に住んでいる彼女の家族に連れて行ってもらったので、そこから車で行きました。ホイヌフはレグニツァの北東にあり、レグニツァを通ってヤヴォルまで40分程度かけて行ったと思います。
天気は悪く、雨が降ったり止んだりしていたので観光日和ではありませんでした。しかし、クリスマスに風邪を引いてあまり外に出れなかった私のためにこういった遠足を企画してくれたのでした。
ちなみにこれは1月1日のことで、年明け早々出かけたことになります。
平和教会
教会は平和公園という公園の中にあり、無料の駐車場もあります。
この特徴的な建物が平和教会です。
日本の障子に見た目が少し似ているような気がしなくもないですね。
高さはあまりありません。福音派ということで、キリスト教の中でもプロテスタント系に属する教会です。カトリック教国ともいえるポーランドで一般に見られるような豪華な教会とは根本的に違います。
なお、私たちが行った時にはこの教会は閉まっていました。内部を見学出来たらもっと良かったのですが、こればかりは仕方ありません。
これは裏側ですが、装飾されていない木の板のように見える部分もあります。この教会は珍しく木造建築なのです。
撮った写真は全部紹介しましたが ポーランド国内にあるこのタイプの教会はこのJaworともう一つŚwidnica(シフィドニツァ)の教会だけです。
この二つの教会がなぜ平和教会と呼ばれるのかというと、17世紀に宗教的な理由で起こった三十年戦争の終戦を記念して建てられた教会だからです。
教会の表示はほとんどがドイツ語で書かれていました。これは誰かのお墓だと思います。
教会の周りです。
余談ですが、私たちがこの教会を見学していた時に、西洋人男性とアジア人男性の二人組がちょうど来ていました。アジア人男性は日本人に見えましたが、話していないのでわかりません。西洋人男性がポーランド人だとしたら、見る価値があるからと連れてきてもらったのかもしれません。