訪問場所: Sosnowiec (ソスノヴィェツ)
訪問時期: 2018/2/2
ポーランド南部の工業都市カトヴィツェの隣町であるソスノヴィェツの訪問記です。
Sosnowiecについて
Sosnowiecはカトヴィツェに隣接する街です。歴史的にはカトヴィツェが属するシロンスク地方とは別のZagłębie Dąbrowskie(ザグウェンビェ・ドンブロフスキェ)という地方に属しますが、現在ではカトヴィツェを中心とする上シロンスク大都市圏の一部となっています。
Sosnowiecには私が留学していたカトヴィツェ・シロンスク大学(Uniwersytet Śląski w Katowicach)のうち文献学部が持つ二つのキャンパスのうち一つがあります。
Sosnowiecのキャンパスに置かれているのは英語学・スラヴ文献学・ゲルマン文献学・ロマンス文献学など、ポーランド語関連の学科を除く全ての学科です。特に英語学科は副専攻となる第二外国語を選ぶことができるのが特徴で、その選択肢は日本語・中国語・韓国語・ヒンディー語・アラビア語です。私の友人の一人はここの英語学科で韓国語を副専攻として勉強しています。
Sosnowiecに行く機会は全くなかったので、春休み中に自分で行ってみました。
街のあちこちが工事中だったのに驚きましたが、一応散歩はできました。
鉄道駅です。白くてなかなか綺麗な建物だと思います。
地下通路のようなものがあるため、ワルシャワ地下鉄のCentrum駅前の広場(行った人ならわかるでしょう)のようなスペースがあります。
これがその通路。暗くはないので安全です。
ポーランドに詳しい人なら、この街並みを見ただけでSosnowiecがシロンスクでないことがわかるでしょう。シロンスクの建築は茶色い・レンガ造りが多いという特徴的なものですが、Sosnowiecにある建物を見渡す限りシロンスク的な特徴は全くなくむしろワルシャワなどに近い建築です。
ショッピングセンター。しかし中に入ると最近よくあるおしゃれなショッピングモールとは正反対です。
やはりシロンスクとはタイプの違う街並み。なお、古書店がいくつかありました。私は19世紀初頭のロシアの詩人プーシキンの童話集のしかも見たことのある版を見つけたのですが、なぜか買わずに帰りました。
教会。この近くには小さな個人経営らしきお店が建ち並んでいました。
あまり天気が良くなかった上に道路工事ばかりで歩くのすら大変でしたが、よく噂に聞くSosnowiecを自分の目で見ることができて満足です。