ポーランド各都市訪問記: Opole(オポレ) 日曜日の遠足

訪問都市: Opole (オポレ) ※「オポーレ」と書かれることもあります。
訪問時期: 2018/7/22

ポーランド南部に位置する県の県都でありながら田舎の雰囲気を残した街オポレの訪問記です。

Opoleについて

Opoleはポーランド南部Województwo opolskie(オポレ県)の県都で、カトヴィツェとヴロツワフのちょうど中間地点に位置します。人口は13万人弱(2017年)で、県都となる都市としては少なめです。

Opoleはカトヴィツェとヴロツワフを何度も往復していた私にとっては馴染みのある場所でした(電車に乗っているとちょうど旅の中間地点として目印になる駅なので)が、ここで電車を降りたことはなくどのような街なのかは知りませんでした。

ヴロツワフに引っ越した後、ある日曜日に彼女とその友達兼ルームメイト(Nちゃん)と三人でオポレに遊びに行こうという話になり、食べ物や飲み物を用意して出かけました。

この日曜日はレストラン以外のお店の休業が政策によって義務付けられていたので、費用を最小限に抑えるため前日に買い出しをしてあらかじめご飯を作っておいたのです。

ポーランドの夏は暑く、この日も日光で頭痛になるほど晴れていたので三人とも体調が良くありませんでしたが、なんとか無事に遠足を完遂することができました。

到着

出発はWrocław Główny(ヴロツワフ中央駅)で、Opole Główne(オポレ中央駅)までは50分程度。電車は1-2時間に一本くらいの頻度でありました。チケットは予約制で片道25zł。

私は学生ですがポーランドの学割はポーランドの学生証でしか使えず、私は大学ではあくまでポーランド語コースの参加者/大学の聴講生という立場だったので普通料金でした。1年間何もかも普通料金で払ったのは辛かったです。残りの二人はヴロツワフ大学の学生なのでもちろん学割料金(51%引き)でした。

Opoleに着いたのは12時半ごろ。

いつも車窓から見ていたホーム。降り立つのは初めてです。

これは駅の中の様子。なかなか立派でした。

駅舎から出るとこのように大きな広場があります。

これは駅を正面から撮った写真。

向こうには大きな橋が見えます。標識に書かれている町の名前はKędzierzyn-Koźleで、変な名前ですがカトヴィツェ方面に行くとあります。

散策

街に入っていきます。

どうでしょう、この建築。本当に綺麗です。オポレの建物は手入れが行き届いていたりしっかりリノベーションされたりしていて美しい街並みを形成しています。

サイズも大きいですね。

普通の住宅街。私たちは目的もなく歩いて行きました。

これは線路沿い。

やはり違う場所から攻めてみようということで一度駅前に戻りました。

日曜日なので人通りは少なめです。

これも綺麗な建物。

これは公園のようなもの。大きな彫刻兼噴水があります。

立派ですね。この場所はPlac Daszyńskiego(ダシンスキ広場)といい、噴水はFontanna Ceresです。

この建物も気に入りました。ポーランドに住み始めてから、写真を撮るときに無意識に建築物ばかり撮るようになってしまいました。それほどヨーロッパでは至る所に魅力のある建物があるのです。

地図も確認せずにひたすら進んでいきます。

この石段の先には修道院がありました。

少し高いところに出てみると、遠くに興味を引くようなが見えたので、私たちはこの塔を目指すことにしました。

巨大な記念碑か何かが見えます。

ここから下が見下ろせます。

塔に近づいてきました。

どうやら塔があるのは旧市街のようです。

着きました。ここは中央広場(Rynek)。塔のある建物は個性的で素敵です。これが市庁舎(Ratusz)だそうです。

縦長写真も撮りました。

これは中央広場を囲む建物たち。私たちはこのあたりに座って昼食をとりました。

この大きな教会は何か後から調べたのですがわかりませんでした。

これは街の外壁の一部が残ったものです。

OpoleにはOdra(オドラ川)というヴロツワフを流れているのと同じ川が流れています。私たちが事前にOpoleの観光スポットを調べたところWenecja Opolska(オポレのヴェネツィア)というものが出てきたので、私たちはそこに行ってみることにしました。

外壁は川沿いです。

これが川です。

橋の上から撮った写真。

川沿いで撮った風景が続きましたが、まだWenecja Opolskaまでは来ていません。

これです。これがオポレのヴェネツィア。三人ともがっかりでした。

よく見るとVENEZIA(ヴェネツィア)というレストランがあります…