今回は日本人が行ったことすらないかもしれないポーランドの田舎の訪問記です。
訪問場所: Krzeszów (クシェシュフ)
訪問時期: 2017/2/21
Krzeszówについて
この村の名前はKrzeszów。ドルヌィ・シロンスク地方最大の都市Wrocław(ヴロツワフ)から少し離れた場所にあり、観光名所クションシュ城のあるWałbrzych(ヴァウブジフ)が比較的近いといえます。
こんな場所でもポーランド人の友達の家族に招待されたので行ってきました。なお、ポーランドの家庭を訪問するのは当時初めてでした。
クシェシュフから最も近い街はKamienna Góra(カミェンナ・グラ)です。チェコ国境までは10kmもないようです。Kamienna Góraには行ったことがありませんが、聞くところによるとここも一応田舎だそうです。
Krzeszówの住民はKamienna Góraに買い出しに行ったり、Wałbrzychに遊びに行ったりするようです。
なおクシェシュフにはバスしか通っていないため、WrocławからSędzisław(センヂスワフ)まで電車で移動しSędzisławまで車で迎えに来てもらいました。
当時は地方鉄道に乗るのも初めてでしたが、ヴロツワフに泊まっていたためヴロツワフ駅で簡単にチケットを購入することができ安心して乗れました。何かの縁かもしれないのでSędzisławも少し見たいなと思ったのですが、そんな時間はありませんでした。
クシェシュフの人口はなんとわずか1400人。ただしこの村には大聖堂と聖域があり、それを目当てに主にドイツ人が観光に来るそうです。私もこれを見てきました。
移動
ヴロツワフからの電車内で。Wałbrzych Miasto駅です。Wałbrzychのことは知っていたので記念に撮ってみましたが、車内からなので全然綺麗に撮れていません。
かなり移動に時間がかかるので、朝8時台にはヴロツワフから電車に乗りました。だいぶ時間が経ってから記事を書いているので写真に残っている撮影時間を頼りに書いていますが、お家に着いたのはおそらく10時くらいです。
訪問
クシェシュフに着くとまずお茶とケーキと昼食で歓迎してくれました。この時誕生日が近かったのですが、なんとプレゼントまで用意してくれていました。
道には雪が積もっていましたがとりあえず出かけることに。まずは大聖堂と聖域を見ました。
聖域は雪で滑りやすくなっていましたが、大聖堂の他に色々宗教的な建物や像があり厳かな雰囲気でした。自然と声も囁き声になります。
なお、この日は寒く空気が澄んでいたので、こういった場所を訪れるのに絶好の日だったかもしれません。なぜこんなに小さな村にこんなものがあるのかは未だに知りません。
なお、クシェシュフの景色は写真に撮っていなかったのですがほとんどの道に車線がなく、それぞれの家の敷地は広く必ず庭があり、すれ違う住民たちは必ず挨拶を交わしていました。
ほぼ全員が知り合いというわけではないようですが、知り合いでなくても当然のように話しかけたり会話したりするような田舎特有の空気がこの村にはあるみたいです。
クシェシュフを歩き回ってみましたが、日本のコンビニを少し大きくしたサイズの食料品店と学校(小学校と中学校が合わさったもので、高校はないので全員他の街の高校に通うそうです)、そしてDom Kultury(主に子供たちが集まる文化会館のようなもの)くらいしか目立った建物はありませんでした。
教会
メインの祭壇。豪華で綺麗です。
視野を広げて撮りました。隅から隅まで綺麗です。
外観。写真を見なくても思い出せるほど感動しました。目の前で見ると大きさにも圧倒されます。
この後はDom Kulturyを訪問して、クシェシュフ唯一の学校で教えている先生やそこに通う生徒たちと少しだけ交流をしました。
私が行ったのはバレーボールの大会が近所で開催される直前だったらしく、外国からの訪問客向けにクシェシュフを紹介するプレゼンを見せてもらいました。
その情報によると、私が行動した範囲から少し外れの方に歩けば大聖堂と聖域の他にも面白い場所がいくつかあるようです。
帰り
日が落ちてからは家でゆっくり。最後に夕食をごちそうになり、行きと同じようにSędzisławまで車で送ってもらい、そこから電車で帰りました。
なお帰りの電車で不思議な人たちに会ったので、その時のことも記事に書いています。↓
食べかけ画像ごめんなさい。これは昼食に出してもらったポーランド料理krokietです。余りをヴロツワフまで持って帰りました。
実は、本物の家庭料理を味わうのはこの日が初めてでした。krokietの他にも色々なポーランド料理が楽しめ、どれも美味しくて大満足。
いつものようにクシェシュフでもマグネットを買う予定だったのですが忘れて帰ってしまい、もったいないことをしたなと思いましたが、なんと後日手紙に添えて送ってくれました。感謝です。