ハンガリー旅行記: ブダペスト観光(概要編)

訪問場所: Budapest(ブダペスト) ※実際の発音は「ブダペシュト」です。
訪問時期: 2017/10/31-11/4

ハンガリーの首都であるブダペストに5日間滞在した時の記録です。この旅行は本当に良い思い出になりました。

ブダペスト名物のセーチェーニ鎖橋。

ブダペスト旅行の動機

私はポーランド留学中にブダペストに行きました。2017年秋のことです。

11月1日が万聖節で祝日、その前日の10月31日もこの祝日に伴い休講日になったので、時間割の関係で元々あった木曜日から日曜日(この時は11月2日から5日)の週末4連休と合わせて6連休ができました。

この機会に国外旅行に行こうというのは決めていたのですが、どこに行くかまでは直前まで決まりませんでした。

チェコやウクライナなど周辺国の天気予報を確認してみたところどこもあまり良くなかったので、ポーランド周辺で唯一晴れの予報になっていたハンガリー・ブダペストを目的地にしました。結局この選択をして良かったと思っています。

旅行の日程など

居住地のポーランド・カトヴィツェが出発点。旅行にかけたのは2017年10月30日から11月5日までで、そのうち観光できたのは10月31日から11月4日までです。

期間: 7日間(移動含む)
交通手段: PolskiBus
交通費: 117ズウォティ(日本円で3500円程度)
宿泊: ホステルのドミトリールーム
宿泊費: 4泊で30ユーロ(日本円で4000円程度)
人数: 1人

※交通手段として書いているPolskiBusはポーランドの格安バス会社ですが、後にヨーロッパ全体を運行するFlixBusに吸収されたので今は存在していません。

ハンガリーまでの移動

往路(10/30)

19時30分に大学の授業を終えて、カトヴィツェのバスターミナルPiotra Skargiから20時30分にバスで出発しました。

ポーランドのクラクフで乗り継ぎ、翌31日の5時50分にブダペストに到着しました。途中でスロバキアも通り抜けます。

到着駅はKelenföld vasútállomás M, Etele térです。ここにある地下鉄Kelenföld vasútállomás駅はブダペストの地下鉄4路線(通称M1, M2, M3, M4)のうちM4の始発・終着駅です。

復路(11/4)

17時20分にKelenföld vasútállomás M, Etele térから出発。帰りは直行バスだったので、日付が変わった深夜1時45分にカトヴィツェのバスターミナルに到着しました。

PolskiBusは安価なので、非常に便利な反面快適さはいまひとつでした。苦しくなるほどではありませんがあまりくつろげません。「学生向け」という表現をする人もいます。

ポーランド国内を移動するのにもPolskiBusは使えますが、バスでの長時間移動がそもそも苦手な方は他のオプションも検討した方が良いかもしれません。幸いコンセントは席についています。

※この文章はPolskiBusがなくなる前に書いたものなのでPolskiBusについて書いています。

ブダペスト市内での交通手段

ブダペストにはバス・トロリーバス・地下鉄・水上バスがありますが、これらの市内交通が乗り放題になるチケットが販売されています。

私は実質5日間の滞在でしたが、7日間有効のチケットを4950フォーリントで購入しました。フォーリントはハンガリーの通貨で、1フォーリントは0.4円ほどです。チケットは日本円にすると2000円くらいなので、これでブダペスト中を好きなように動き回れるのはお得だと思います。

私は事前にこの券の存在を知っていて、バスターミナルの隣にある地下鉄駅の自販機で早々に購入してしまったので後がとても楽でした。

基本的に地下鉄が一番便利なので最も頻繁に利用しましたが、観光する途中にバスやトロリーバス、そしてブダペストの真ん中を流れるドナウ川のクルーズを水上バスで楽しみました。

ドナウ川のクルーズは観光ツアーのプランにもありますが、ドナウ川を船に乗って移動するだけならこのチケットで好きなだけ楽しめるということは覚えておくべきです。

ハンガリーの通貨について

私はポーランドでは普段クレジットカードでお金を払っているのですが、ハンガリーではカードが使えない場所もありそうだなと思い現金を2万円分持っていきました。そのうち1万円分をポーランドでフォーリントに両替しておき、残りはポーランドズウォティで持っていきました。つまり、日本円は持って行っていません。

クレジットカードが使えない場所はやはりあって、私はレコードショップを回った際にそういうお店に出くわしました。

ハンガリーの通貨です。

インターネットについて

私はポーランドの携帯会社PLAYのSIMカードを普段利用しています。このカードを入れたままPLAYのアカウントからEU圏内でのデータローミング用パケットを500MB分購入したので、ハンガリーでは特に何もしなくても大丈夫でした。ちなみに価格は15ズウォティ(450円程度)でした。なおブダペストでは地下鉄にも回線が通っています。

ブダペストでの宿泊について

私はM1の地下鉄駅Oktogonがある交差点にあるホステルに宿泊しました。地下鉄駅がある場所に泊まると非常に便利です。

なお、今回は広い空間を歩き回ることになる上に私の携帯のバッテリーがとても弱く丸一日はもたないという状況でした。そのため、毎日朝に出かけて正午過ぎにホステルに戻って休憩(昼寝)してから14時台にまた出かけて夜景まで見る、というスタイルで観光することになりました。ロケーションを重視して正解だったなと思いました。街の外れだったら不便になっていたはずです。

ホステルなのである程度の不便さはありますが、荷物はリュックと補助的な肩掛けカバンの2つに収め身軽にしました。スーツケースを持っていく必要がなかった上に価格も一泊1000円弱ということで、良い選択をしたと思います。

言語について

私はハンガリー語が全くわからず、文字の読み方くらいしか知りません。とりあえずこんにちは、ありがとう、さようならあたりを覚えた上で、ポーランドの書店でハンガリー語会話集を買ってから行きました。

しかし、結局会話集は使うことなく旅行が終わりました。その他にポーランドで売られているブダペストのガイドブックも持っていきましたが、これは少し役に立ちました。

私が行ったところでは基本的に英語が通じましたが、小さな食料品店(コンビニのようなところ)とレコードショップのうちの一つでは全く通じませんでした。外国語が通じるにしろ通じないにしろ、相手の言語を知っている状態がベストで、それでなくてもその言語を知ろうとする、使おうとする姿勢が大事だと思います。

英語が公用語でない国に観光客として訪れて「英語が通じない!」と腹を立てるのはおかしいですからね。

ちなみに私はそもそも英語圏に行ったことがありませんが、英語が公用語でない国のうちその国の言葉を知らずに英語頼りで観光したケースはハンガリーが初めてなので、実は新鮮な体験でした。ヨーロッパを何ヶ国も回っている旅行者の方々が口を揃えて言う「英語でなんとかなる」という言葉を初めて信用しました。

おわりに

ここまでが旅行記ではない部分、つまり旅行のプランに関わる部分です。私の場合はヨーロッパの他の国からの旅行でしたが、ブダペストへの旅行を考えている方にとって少しでも参考になればと思います。

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