ポーランド・ヴロツワフのおすすめ古書店3選

ポーランドの都市ヴロツワフは、街自体が美しいだけでなく学問・文化的にもレベルの高い街です。今回はヴロツワフにいくつかある古書店の中で私がおすすめする3店舗(+2店舗)を紹介します。

どの店舗でも同じような本が売られている普通の本屋さんとは違い、思いがけない本との出会いがあるかもしれません。

ヴロツワフの学問・文化

ヴロツワフの学問を支えるのは国立大学であるヴロツワフ大学(Uniwersytet Wrocławski)です。1702年に設立された歴史ある大学で、ポーランドの大学ランキングでは基本的に4位くらいにつけています。

大学のメインビルディングに沿って伸びるPlac Uniwersytecki。

ポーランド語を勉強している人向けの情報ですが、メディア出演も多い人気ポーランド語学者Jan Miodek氏はヴロツワフ大学所属です。

ヴロツワフの美しさはヨーロッパ全体でも知られてきているようで、2016年にヴロツワフは欧州文化首都に指定されました。ポーランド旅行を考えている方にはぜひ訪れてほしい街です。

おすすめ古書店3選

ポーランド語で古書店はantykwariat(アンティクファリヤト)といいます。早速見ていきましょう。

1. Antykwariat Naukowy

住所: Szewska 64
最寄り駅: Wita Stwosza(トラム) ※ただし旧市街のどこからでも徒歩圏内

Antykwariat Naukowyという名前が示すように学問に特化した古書店です。多数の在庫がありジャンルも幅広いです。ポーランド語以外の書籍も置かれていますし、掘り出し物が見つかる可能性があります。

少々年配の女性が店長として常駐しているのですが、彼女の知識量は恐ろしいほどです。本を探しに来る人たちの中にも強者が多いなという印象を受けます。もちろん比較的簡単な本を探しに気軽に入っても恐ろしいことは何も起こらないので安心して大丈夫です。

2. Antykwariat im. Andrzeja Jaworskiego

住所: Kuźnicza 43/45
最寄り駅: Uniwersytecka(トラム) ※ただし旧市街のどこからでも徒歩圏内

1軒目の古書店の近くにある店舗で、大学の目の前です。ここが最も安いと思います。投げ売り同然の値段で積まれている本もあるので、とりあえず何か読むものが欲しいという時にも便利です。もちろん価値のある本も見つかります。

雰囲気が良く、比較的店員の視線を気にすることなく本を探せます。

3. Antykwariat Szarlatan

住所: Szczytnicka 51
最寄り駅: Reja(バスまたはトラム)

学生寮が何棟もあるPlac Grunwaldzkiのすぐ近くの古書店です。

様々な本が所狭しと並ぶお店で、本だけでなく中古のハガキや骨董品も売られています。ポーランド語以外の本の品揃えも豊富です。

ここには一度しか行っていませんが、特に近寄りがたい雰囲気はなく店員さんの愛想も良かったです。

番外1. Księgarnia PWN

住所: Kuźnicza 56
※Antykwariat im. Andrzeja Jaworskiegoのすぐ近く

PWNはPolskie Wydawnictwo Naukoweの略で、数多くの優れた専門書を出版している優良出版社です。

全て新品なので安くはありませんが良い本が見つかるかもしれません。

番外2. Dedalus

住所: Świdnicka 28
最寄り駅: Świdnicka(トラム)またはOpera(トラム)

古書店なのかどうかはわかりませんが良い状態の本が値下げ価格で売られています。2つの階にわたるお店で、上の階にはレコードショップまであります。

empikなどの書店チェーンで買えそうな本もあるのですが、ここではより専門的な本や珍しい本も見つかります。何よりも値段が魅力です。私はここでポーランド語関係の専門書6冊を計44zł(1300円くらい)で買ったことがあります。

 

以上、ヴロツワフの古書店の紹介でした。

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