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Steven Wilson: “Hand Cannot Erase” 楽曲レビュー

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Pendragon: “Beautiful Soul” 楽曲レビュー

イギリスのプログレッシブロックバンドPendragonのアルバム”Men Who Climb Mountains”(2014)に収録されている楽曲“Beautiful Soul”のレビューです。

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happysad: “Nie umiem kłamać” 楽曲レビュー

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FreddeGredde: “Lonely Starlight” 楽曲レビュー

スウェーデンのマルチミュージシャンFreddeGreddeのアルバム”Thirteen Eight”(2011)に収録されている楽曲“Lonely Starlight”のレビューです。

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ポーランド都市紹介: Opole(オポレ)

オポレ

中央広場です。

ポーランド語名称: Opole (オポレ) ※「オポーレ」とも表記されることがあります。
所属県: オポレ県
人口: 約13万人(2017年)

オポレの概要

オポレはポーランド南部に位置する都市で、オポレ県の県都です。カトヴィツェとヴロツワフの間に位置し、電車でこの二都市間を移動すると必ず通ることになります。

私はこの二都市間を幾度となく移動したので、オポレをだいたいの中間地点として目安にしていました。実際にオポレに行ったのは一回きりです。

自然の多い街で、地形には起伏があります。県都ではありますが街としての規模はそこまで大きくなく、2015年の人口の多いポーランドの都市ランキングでは30位以内にすらランクインしていません。

オポレの特徴

プロイセン帝国の支配下にあったためドイツ風の建築が目立ちますが、地区によっては建物が非常によく手入れされていてリノベーションも行われており、美しく見えます。

というのも、ヨーロッパでは建物を取り壊して新しいものを建てることが少ないので、昔からある建物がどれだけ手入れされているかということが街の見栄えを左右します。

オポレを流れているのはヴロツワフと同じオドラ川で、川沿いには大きな公園があります。

なお、オポレでは毎年Krajowy Festiwal Piosenki Polskiej w Opoluというポーランド最大の音楽フェスティバルが開催されていて、これはポーランド芸能界での成功の象徴でもあるようです。

私はこのフェスティバルが開催されていた6月のある日にヴロツワフからカトヴィツェに帰ることになっていて、イベントのことを知らないまま気まぐれで電車ではなく都市間バスを利用しました。

ちょうどフェスティバルの観客の車によって渋滞が発生していて、普通なら2時間半で帰れるはずが3時間半以上かかったことを覚えています。渋滞になることを知っていれば電車で帰ったのですが…

私がオポレ観光をしたのは日曜日でお店がほとんど閉まっていたのですが、それにしても人が少ないなと感じました。街を歩いていると至る所に求人センターがあるのですが、ほとんどが外国での仕事を斡旋しているものだったのでいつかオポレは人口流出で寂れてしまうのではないかと思いました。

オポレの観光

オポレは観光都市ではないので特に観光客が集まる場所はありませんが、上の写真に写っている中央広場の塔はかなり立派です。高さもかなりあるので街を歩いているとこれが見えることもあります。

またこの街にはポーランドの歌博物館というものがあります。これは今までに作られたポーランド音楽のための博物館で、行ったことはありませんがユニークだなと思いました。

ポーランド都市紹介: Zielona Góra(ジェロナ・グラ)

ジェロナ・グラ

中央広場です。

ポーランド語名称: Zielona Góra (ジェロナ・グラ)
所属県: ルブシュ県
人口: 約14万人(2017年)

ジェロナ・グラの概要

ポーランドで最も暖かい街の一つで、ワインの生産地として有名です。また、ジェロナ・グラ(緑の山)という名前が示すように、緑の多い場所です。大都市ではなくどちらかというと町といった方がふさわしいかもしれません。

ジェロナ・グラの特徴

ヴロツワフとドイツの首都ベルリンのちょうど中間あたりにあります。ヴロツワフからは電車で2時間ほどですが、ワルシャワやクラクフなどの主要都市からは離れています。ポーランドの主要都市よりもドイツに近いというのが面白いところです。

歴史的にもジェロナ・グラはかつてドイツに属しており、第二次世界大戦後ジェロナ・グラを含む現ポーランド領の西側部分がドイツからポーランドに引き渡されたときに街の名前がドイツ語名グリュンベルグ(同じく「緑の山」ですが、読み方が合っているかどうかわかりません)からポーランド語のジェロナ・グラに変更されました。

山というだけあって地形には起伏があり、歩いていると坂を上ったり下ったりすることになります。また、私が行ったときはいくつもの小さな村が寄せ集められてできたような街というような印象を受けました。

ジェロナ・グラの観光

ジェロナ・グラは観光都市ではありませんが、プラネタリウム植物園などがあり街中に大きな公園もいくつかあります。中央広場は美しく、リラックスして時間を過ごすことができると思います。

私はヴロツワフに住んでいた時に2泊3日でジェロナ・グラに旅行しましたが、街を散歩しているだけで楽しかったです。しかし外国人はジェロナ・グラにあまり来ないのか、少しばかり注意を引いてしまいました。

ポーランド都市紹介: Katowice(カトヴィツェ)

今回は私が留学していた街・カトヴィツェの紹介です。

カトヴィツェ

駅前です。

ポーランド語名称: Katowice (カトヴィツェ)
所属県: シロンスク県
人口: 約30万人(2017年)

カトヴィツェの概要

カトヴィツェはポーランドの主要都市の一つで、かつて鉱山業で栄えました。クラクフまではバスで1時間程度と近い距離にありますが、クラクフがマウォポルスカ地方に属するのに対してカトヴィツェはシロンスク地方に属するので、ポーランドが分割されていた時代は別々になっていました。

ワルシャワまでも遠くなく、電車で3時間弱の距離です。また私はカトヴィツェに住んでいて週末にはヴロツワフに通っていましたが、電車で2時間ちょっとでワルシャワに行くよりもかなり値段が安かったので便利でした。

カトヴィツェ周辺には人口が多めの小さな町が集まっており、カトヴィツェとそれらを一括りにしてシロンスク大都市圏ということもあります。

カトヴィツェの特徴

カトヴィツェは他の歴史ある街と比べて統一感がなく見えます。古い建物と先進的な施設が混在しているのがその理由で、社会主義的な雰囲気の場所もあれば近未来的な場所もあります。

カトヴィツェは比較的大きい街ですが、観光客はほとんど来ません。そのため、カトヴィツェにいる外国人は留学生や外国語講師です。アジア人を見ても当たり前のようにポーランド語で話しかけてくることが多いです。

またシロンスク地方の特徴として当たりの強い人が多いので、ワルシャワなどとはまた違った印象を受けるかもしれません。

カトヴィツェの交通

カトヴィツェの公共交通機関はバスとトラムからなっていますが、トラムはあまり便利でないといえます。しかし隣町などにトラムで直接行けることがあるので利用者は多いです。ただし、トラムは速度が遅いので時間がかかります。バスは市内をくまなく網羅しています。チケットは共通です。

シロンスク大都市圏内では同じ会社がバスやトラムを走らせているので、市内と同じチケットで圏内全体を移動することができるのが非常に便利です。

カトヴィツェ観光

カトヴィツェは観光都市ではないのであまり見所がありません。しかしシロンスク博物館はおすすめで、展示内容が豊富なので何時間も楽しむことができます。また、カトヴィツェに来た場合は近郊の炭鉱博物館(ブィトムのGuido)を訪れるのもいいかもしれません。

まとめ

カトヴィツェは観光都市ではない上に近くにクラクフがあるので、日本人が旅行に来た時の行き先としてはあまり選ばれないかもしれませんが、私が住んでいた街ですし紹介してみました。