ポーランドの若手プログレッシブロックバンドBackward Runnersのアルバム“Another Day, Another Dream”(2016)収録の楽曲”I Could”のレビューです。
Backward Runnersについて
Backward Runnersはポーランド出身のロックバンドで、2016年にポーランドプログレの本部といえるレーベルLYNX MUSICから”Another Day, Another Dream”というアルバムでデビューしました。歌は英語です。
アルバム発表後も精力的に次の作品の準備や新曲の発表などを行っているので、2ndアルバムも近いうちに聴けそうです。
私はアルバムを聴きましたが、このアルバムは約50分という比較的コンパクトな作品で、プログレというよりもオルタナティブロック寄りの雰囲気を感じました。
今回のテーマになっている”I Could”という曲はその代表例です。
この記事では書くこともあまり多くないので、新人ですしこの機会にバンドの紹介をしてみます。
Backward Runnersは2014年に結成されていて、その年のうちに”I Could”も完成しています。そのため、今回の記事では2016年の曲と書いていますが曲自体はもっと前からあったことになります。
出身地はポーランド北部、Olsztyn(オルシュティン)で、リーダーはギターのMaciek Romanowski(マチェク・ロマノフスキ)。
他のメンバーは以下の通りです。
ボーカル: Oscar Jensen(オスカー・ジェンセン)
キーボード・ボーカル: Małgorzata Zemanowicz(マウゴジャタ・ゼマノヴィチュ)
ベース: Jacek Olszewski(ヤツェク・オルシェフスキ)
ドラム: Maciej Matuszczyk(マチェイ・マトゥシュチク)
楽曲レビュー
アルバムには凝った曲もいくつかあるのですが、この”I Could”は限りなく単純で控え目で、とても気楽に聴くことができます。
あまりにも普通すぎるかもしれませんが、若いからか爽やかで聴いていて気持ちが良いです。これならプログレが嫌いな人でも大丈夫でしょう。私はギターが特に好きでした。
最後に
私はポーランドの若いバンドを積極的に応援しているので、Backward Runnersにも期待しています。1stアルバムの時点でなかなか完成度が高かったので、今にもっと深みが出てきてさらに聴き応えのあるアルバムを作ってくれることでしょう。