Goo Goo Dolls: “Iris” 楽曲レビュー

アメリカのオルタナティブロックバンドGoo Goo Dollsのアルバム”Dizzy Up the Girl”(1998)収録の楽曲“Iris”のレビューです。

Goo Goo Dolls “Iris”

この曲は非常に有名なようですが、私は知らなかったので楽曲が誕生して20年近く経ってからようやく聴くことになり、結果として大事な曲の一つとなりました。

Goo Goo Dollsアメリカ出身のオルタナティブロックバンドで、1986年に結成されています。フロントマンのJohn Rzeznikは苗字からも分かる通りポーランド系で、ポーランド語が話せてポーランド留学もしていた私には驚きでした。

元はRzeźnik(ジェジニク)のはずで、意味は「食肉処理屋さん」…ポーランドにはこういった職業系苗字もありますし単純に変な苗字もあります。

この楽曲“Iris”は1998年の映画”City of Angels”用に書かれ、主題歌としてヒットしたことで広く知られるようになったようです。私はその時まだ小さい子供でしたしこの映画も観たことがないのでピンときません。

それでも、有名な何かの主題歌だからというだけでヒットする楽曲が多数存在する中で”Iris”は音楽だけで勝負できるほど完成度が高いなと思います。バンドの作品としては“Dizzy up the Girl”というアルバムに収録されています。このアルバムも名作です。

私がこの曲を知ったのはポーランド人の彼女がこの動画を送ってくれたからで、すぐに気に入った私は時々聴くようになり、聴けば聴くほどだんだん好きになっていって最終的には音源を購入しました。

楽曲のレビュー

この楽曲の代名詞となるのは、私には何と呼ぶのかわからないものの高い音の出る小さなギターの音色で、イントロからこの音を聴くことができます。私の場合はこれが聞こえた瞬間に心が浄化されるような気分になります。

曲の魅力はそれだけでなく、美しいながらも安っぽくないメロディ、爽やかなアレンジとその中に隠れた熱さ、歌詞そのものなど、どこをとっても一級品です。

短い楽曲が名曲と認められるにはこのような隙のない完璧さが不可欠だと思っていて、そうでなければ次第に聴かれなくなっていくように思います。他のリスナーの印象がどうかはわかりませんが、少なくとも私にはこれがその類の楽曲であるように感じられました。

なお私がポーランド留学をしている間にGoo Goo Dollsがポーランド国内最大のロックフェスティバルPrzystanek Woodstock(2018)に出演しIrisを披露しましたが、私はこのフェスティバルと音楽性が合わないので元々行く予定がなく、後にGoo Goo Dollsが出演したということを知りました。残念です。

 

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