Iona: “Revelation” 楽曲レビュー

イギリスのプログレッシブケルティックロックバンドIonaのアルバム”The Book of Kells”収録の楽曲“Revelation”の紹介です。

Iona

Iona(アイオナ)はイギリスプログレッシブケルティックロックバンドで、1980年代から活動しています。

ionaの音楽は好きなのですがなぜかあまり聴かないのでバンド自体についても詳しくありません。ケルト音楽の要素を取り入れたユニークなバンドでキャリアも長いので、こういう音楽が合うリスナーにはかなりの人気があるようです。

The Book of Kellsというアルバム

これはIonaの2ndアルバムとして1992年に発売されました。初期の作品です。

9世紀に書かれたとされる、ラテン語による新約聖書の聖歌を収録した書物(英語で”The Book of Kells”)をテーマにしたコンセプトアルバムです。ジャケットも古い本のようです。

この本について詳しいことは知らないのですが、各楽曲はこの本のそれぞれの部分と関連付けられており、インストパートの多いアルバムになっています。

国内盤も発売されており、邦題は「ケルズの書」となっています。私は国内盤を持っています。

楽曲レビュー

実はアルバム自体もそんなに聴き込んでいないのですが、この曲を聴いてすぐ好きになり、いつも覚えているので楽曲レビューを書くことにしました。

アルバムの2曲目、実質的なオープニングを飾る曲です。明るい響きがあり、アルバムのテーマに合った重みも感じられます。キャッチーなだけでなく風格が感じられる名曲だと思います。

何度も繰り返される歌のテーマ(“Waiting to see you, waiting to hear you…”と歌われているところ)はメロディ自体も素晴らしいのですが、特に大音量のドラムを入れることによる荘厳な演出に拍手を贈りたいです。

これがなければキャッチーなオープニング曲以上のイメージはつかなかったかもしれませんが、この音があることで一気に曲の魅力が増しているように思います。

音楽では一瞬がその曲の良し悪しを左右することもあります。最初から最後までずっと完璧な曲はほとんどなく、全体的には良い曲のどこかが残念なせいで聴かれなかったり、全体的に見れば少し良いというだけの曲の一瞬の演出が世界に聴かれる名曲になるカギになるということも時々起こります。

この曲は全体的に見ても良いのですが、やはりこの音があるからこそリスナーの記憶に残るのではないかなと思いました。

それにしてもこの曲、ディズニーのショーで使われてそうな雰囲気ですね。

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