Midlake: “Bring Down” 楽曲レビュー

アメリカのフォークロックバンドMidlakeのアルバム”The Courage of Others”(2009)収録の楽曲“Bring Down”のレビューです。

Midlake “Bring Down”

Midlakeは1999年に結成されたアメリカ・テキサス州出身のフォークロックバンドです。この“Bring Down”は2009年に発売されたバンドの3rdアルバム“The Courage of Others”に収録されています。

アメリカ出身にもかかわらずヨーロッパから人気を獲得したバンドで、日本ではあまり知られていないはずです。

フォークロックでありながらアートロック系のファンの心を揺さぶる音楽を奏でるバンドで、私もAnathema, Thurisazなどメタル色の強いバンドを聴いていくうちにその文脈でこのバンドに出会いました(自分で見つけたわけではありませんが彼女が見つけてきてくれました)。

私はアメリカの音楽をあまり聴かず、その理由はたいてい精神性が合わないからなのですが、このバンドは私の感性にぴったりで驚きました。必ずレコードで聴きたいような音楽です。

アメリカの音楽で他に好きなのはAgalloch, Deafheavenなどです。

楽曲のレビュー

この”Bring Down”はMidlakeの中でもアコースティック色が強い楽曲です。控えめなサウンドから感じられる切なさや温かさがなんともいえません。元々こういうタイプのフォークが好みであるためすぐに気に入りました。

心が荒んだ時にこの音楽に耳を傾けると優しく包み込んでくれるような感じがします。メロディがシンプルながらも女声ボーカルとのハーモニーが綺麗なのも良いところですね。

Midlakeはこんなに繊細な音楽を奏でる良いバンドなのに、作品数が少ないのが惜しいところです。このアルバムの他の楽曲も優れたものばかりなのでまた紹介したいですが、その中で最も好きなのがこれなので今回はこの曲を選びました。

 

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