リトアニアのフォークロック/ネオフォークバンドAistė Smilgevičiūtė ir SKYLĖのコンセプトアルバム“Broliai”(2010)のレビューです。
目次
- 1 リトアニア人によるリトアニア人のためのアルバム”Broliai”
- 2 トラックリスト
- 3 各曲レビュー
- 3.1 Per brolių galva – (Aistė / Rokas)
- 3.2 Žalia daina – (Aistė / Rokas)
- 3.3 Karingei augo – (Aistė / Rokas)
- 3.4 Pinavija – (Aistė / Rokas)
- 3.5 Kas gi paukštį nupraus? – (Aistė / Rokas)
- 3.6 Stelmužė – (Aistė / Rokas)
- 3.7 Aštuoni karžygiai – (Aistė / Rokas)
- 3.8 Klajūnė – (Aistė / Rokas)
- 3.9 Dubysa – (Aistė / Rokas)
- 3.10 Nebelauki manęs – (Aistė / Rokas)
- 3.11 Neužmerk akių – (Aistė / Rokas)
- 3.12 Minutė prieš – (Aistė / Rokas)
- 3.13 Paskutinė kulka – (Aistė / Rokas)
- 3.14 Akmenų kareiviai – (Aistė / Rokas)
- 3.15 Tėveli – (Aistė / Rokas)
- 3.16 Rauda – (Aistė / Rokas)
- 3.17 Broliai aitvarai – (Aistė / Rokas)
- 3.18 Priesaika – (Aistė / Rokas)
- 4 まとめ
リトアニア人によるリトアニア人のためのアルバム”Broliai”
Aistė Smilgevičiūtė ir SKYLĖ(アイステ・スミルゲヴィチューテ・イル・スキレー)はリトアニアのフォークグループです。
全ての曲が彼らの母語であるリトアニア語で歌われており、作品のテーマとしてリトアニアの伝説を好んで使うなど愛国的な傾向が強く見られます。
このSkylėが2010年に発表したアルバムは”Broliai”(ブローリェイ)というタイトルで、英語にすると”Brothers”。全18曲78分というベストアルバム級の詰め込み具合です。
この作品のテーマは1944年から1953年におけるリトアニアの自由闘争の参加者の追悼となっています。
リトアニアは1940年の第一次ソビエト侵攻によって国としての独立を失った後、ナチスドイツによる支配の時期を経て1944年に再び侵攻してきたソ連に編入され、その後1991年の独立回復までリトアニアはソ連の支配下にありました。
1944年から1953年はゲリラ活動を中心にソ連に対してのリトアニア人の抵抗が最も激しかった時代で、この期間に何万人もの犠牲者が出たとのことです。
タイトルの”Broliai”についても、これは血縁的な兄弟を指しているのではなく、ソ連によるリトアニア占領時代に抵抗戦を繰り広げた民衆による非正規軍miško broliai(森の兄弟)のことか、あるいはそれを意識したものと思われます。
この記事では彼らにパルチザンという語を当てはめて説明していきます。
私は日本語を母語とする日本人であるため、リトアニアの歴史にも歌詞の意味にも深く入り込むことはできません。そのため純粋に熱意のこもった音楽作品として聴いていますし、それを軸に解説していくつもりです。
しかし、リトアニア人、特にソ連時代に生まれた世代がこのアルバムを聴けば、私が感じている以上のものを感じるに違いありません。”Broliai”はそんな作品なのです。
では内容に入ります。
初回盤(左)と通常盤(右)
トラックリスト
1. Per Brolių galvas (Over Brothers’ Heads) – 3:22
2. Žalia daina (The Green Song) – 4:21 ★
3. Karingei augo (Raised for War) – 3:43
4. Pinavija (Peony) – 5:08 ★
5. Kas gi paukštį nupraus? (Who’ll Bathe the Bird?) – 3:22 ★
6. Stelmužė (The Oak Stelmužė)- 4:54
7. Aštuoni karžygiai (The Eight Warriors) – 4:56 ★
8. Klajūnė (The Wanderer) – 5:08 ★
9. Dubysa (The River Dubysa) – 5:07 ★
10. Nebelauki manęs (Wait for Me No Longer) – 4:23
11. Neužmerk akių (Don’t Close Your Eyes) – 3:13 ★★
12. Minutė prieš (The Last Minute) – 5:42
13. Paskutinė kulka (The Last Bullet) – 4:51
14. Akmenų kareiviai (Stone Warriors) – 1:22
15. Tėveli (Father Dear) – 6:01
16. Rauda (Lament) – 4:04
17. Broliai aitvarai (Brothers Victorious) – 4:21 ★★
18. Priesaika (The Oath) – 4:26 ★★
(英語タイトルは後に発表されたDVD”BROLIAI. Koncertas Vilniuje”を参照しました。)
各曲レビュー
※このアーティストのアルバム紹介では、原則として曲単位でボーカルの分担を示すことにします。
Per brolių galva – (Aistė / Rokas)
序曲。
作曲はアコースティックギター・男声ボーカルのRokas Radzevičius(ローカス・ラヅァーヴィチュス)。このアルバムでの作曲は全てRokasが行っています。
この曲の作詞はMilda Paškauskaitėとなっていますが、聞いたことのない名前なので調べてみたところ、Skylė時代の1995年にバンドによって発表された若者たちによるアート年鑑“Plyšys”(プリシース)にこの女性の詩が収録されていました。
この年鑑はイラスト作品と文章作品から成っていてRokas自身もイラストと文章を掲載していますが、作者たちのプロフィールは不明です。本楽曲の歌詞が書かれたのは2009年なのでPlyšysから10年以上経っていますが…?
曲について書かなければいけませんね。
Rokasが主導し男声コーラス隊も加わる呪文のような歌と、女声ボーカルのAistė Smilgevičiūtė(アイステ・スミルゲヴィチューテ)の歌の掛け合い。
Rokasはメロディがなく歌詞だけ、Aistėは歌詞がなくメロディだけと対照的になっているのには意図があるのかもしれません。
やがてストリングスが壮大に盛り上げると曲間なしで2曲目へ繋がります。
Žalia daina – (Aistė / Rokas)
ミドルテンポのアコースティックギターのリズムに乗せてRokasが歌う牧歌的な楽曲。
イントロではMantvydas Kodis(マンドヴィダス・コーディス)のアコーディオンによる印象的なメロディが聴けて、なんとなく落ち着けます。
アコースティックギターを弾き語るRokasのボーカルスタイルは、一言でいえば「低音演技派」。
使用するのは低音域のみながらも、時々声を歪ませる、巻き舌音rを強調するなどして持ち前の声を軸に豊かな表情を作っていく個性的な人です。
素朴なイメージを持つ曲ですが、実はJonas Krivickas(ヨーナス・クリヴィツカス)によるエレキギターがほとんどの部分でサウンドを支える役割を果たしています。
この曲を聴いたとき、初めて聴いた曲で年代も新しいのにどこか懐かしい感じがしました。
作詞はRimvydas Stankevičiusという人で、調べたところRokas(1972年生)より1歳年上で職業は詩人・ジャーナリスト・随筆家のようです。
Karingei augo – (Aistė / Rokas)
民族音楽的なイメージを取り入れた曲。
男声コーラスによるリフレインが印象的です。またAistėのボーカルがまともに聴けるのもこの曲が最初です。ここでは民謡的なスタイルで歌っています。
作詞はAistėですが、古めのリトアニア語による「兵士は育った、戦争のために育った…」というリフレインは19世紀に書かれたsutartinė(スタルティネ)を使っているようです。
※sutartinėとは?
リトアニアの民族音楽のジャンルの一つで、2声または3声による多声音楽を指します。19-20世紀に最も盛んに歌われ、その独自性は高く評価されています。
2曲目の”Žalia daina”と同様にMantvydas Kodisのアコーディオンから奏でられるイントロが耳に残るシンプルかつ明るい曲。
ほとんどAistėが歌っていて、言葉の響きまで統一された単純な旋律を繰り返す構成はSkylėが楽曲の民謡的性格を強調するのによく使う手法です。
この曲のコンサート映像をDVDで観たとき、ステージ・会場の一体感と健気な合唱に思わず感極まり涙が出てしまいました。
作詞はRokas。タイトルは英語の方を見てもピンときませんが植物名です。
Kas gi paukštį nupraus? – (Aistė / Rokas)
前の曲とは打って変わって、Aistėの歌がじっくり味わえるしっとりと悲しいバラード。
80分近いこのアルバムの中でも特に美しい旋律の一つがここで聴けます。
そして、この旋律はなんと9曲目の”Dubysa”にそのまま流用されていて、後者では全く違う表情を見せます。
コンサートではアルバムの元音源と使用する音が違うため印象が大きく変わっていました。
YouTubeの公式チャンネルではこの曲のコンサート映像が2種類観られますが、CDで聴けるオリジナルのアレンジが一番良かったです。
作詞はAistėで、あくまで傾向としてですがSkylėの楽曲のうち彼女の歌が核となるものは自分で作詞していることが多いです。
Stelmužė – (Aistė / Rokas)
憂鬱な雰囲気を帯びていて、AistėとRokasの2人によるデュエット風のボーカルにはいくらか歌謡曲的な響きがあります。
なお、初めて3拍子系が登場します(6/8拍子)。作詞はRokas。
Mantvydasのアコーディオンによるリフは普段ならMantvydas本人の顔に似て素朴で明るいのですが、この曲ではとても悲しげに聞こえました。
曲中の大半が静かなのですが後半に一度クライマックスが置かれていて、この部分ではドラムのSalvijus Žeimys(サルヴィユス・ジェイミース)の強烈な打撃を筆頭に容赦のない激しさを持つ演奏を見せてくれました。
Aštuoni karžygiai – (Aistė / Rokas)
この曲はイントロが強力で、MantvydasのアコーディオンとKęstutis Drazdauskas(カストゥティス・ドラズドウスカス)のフルートのユニゾンが独特の音を生み出しています。
Rokasが最初から最後までメインボーカルをとり、常に控えめでありながらもコーラスが加わるサビでは頼もしく勇ましい響きを聞かせてくれます。
Rokasが歌う曲にしては歌メロが非常にキャッチーなため普段のアクの強さは抑えられていました。
これも作詞はRokas。1949年2月にMinaičiai村に秘密裏に結集しリトアニアの自由闘争運動を立ち上げた8人のパルチザン指導者へ向けた曲です。
Klajūnė – (Aistė / Rokas)
上品で美しい曲。不穏さを感じさせる曲が比較的多い中、この曲には心から癒されます。
揺れるような3拍子の中Rokasによる脱力された優しいボーカルからAistėのハモりが乗り始め、悠々と流れるようなAistėのサビへの流れが完璧です。
うっすらと背景を飾るストリングスと心地よい残響を持つギターも素敵な雰囲気に一役買っています。
前の2曲に続きこの曲もRokasが作詞しています。森へ行った(亡くなったことを意味しているのかもしれません)、あるいはリトアニアの自由闘争に参加したすべての女性たちに向けられた歌です。
Dubysa – (Aistė / Rokas)
5曲目”Kas gi paukštį nupraus?”のメロディを受け継ぎ美しくもダークな空気が漂う曲。
ニ短調なのは変わらずですが”Kas gi paukštį nupraus?”よりもテンポが上がっていて、Dubysa川の名を冠したタイトルの通り水の流れを想起させる滑らかなストリングスとMantvydasが操っているであろう薄暗い森の風景を思わせる奇怪な響きを聴くともはや同じメロディから作られた曲とは思えなくなります。
アコースティックギターは鳴っているものの、温かみよりは冷気の方を強く感じます。
Aistėのボーカルは静かながら微妙な表情を上手くコントロールしており、やはりこの人はさすがだなと思いました。
作詞はAistėで、リトアニア西部のパルチザンたちによる詩歌集“Kovos keliu žengiant”に載っているAušrėという詳細不明の人物の詩”Laisvės ilgesys”を元に書かれています。ボーカルもAistėのソロ。
Nebelauki manęs – (Aistė / Rokas)
男らしく決然とした曲。Rokasが中心です。
落ち着いたテンポで演奏されていますが確固としたリズムや最後のロック然としたギターソロなどかっこいいと思えるポイントがたくさんありました。
戦いを控え、愛する人々のもとには二度と帰れないという悲しい現実に向き合った勇者のメッセージ。
作詞したのはDiana Glemžaitėというパルチザンで、彼女は多くのパルチザンがそうだったように裏切りによって命を落としましたが、遺した作品により才能を認められ1994年に作品集”Mes mokėsim numirt”が出版されました。
Neužmerk akių – (Aistė / Rokas)
2本のアコースティックギターとAistėの歌のみで演奏される極上のバラードです。
RokasとJonas Krivickasの息の合ったアコースティックギター二重奏はとても心地よく、Aistėの透き通った歌声もここでは一段と輝きを増していて、いつまでも聴いていたくなるような曲です。
コンサートの映像では、前曲の”Nebelauki manęs”の時にステージから消えていたAistėがこの曲の演奏が始まるとともにランタンを持って現れる姿が印象的でした。
作詞はLaukinukėとなっていますがこれは仮名のようで、9曲目の”Dubysa”の説明にも登場したリトアニア西部のパルチザンたちによる詩歌集“Kovos keliu žengiant”からの詩です。
Minutė prieš – (Aistė / Rokas)
10曲目の”Nebelauki manęs”からの流れを感じます。作詞は2曲目の”Žalia daina”と同じRimvydas Stankevičiusです。
イントロではMantvydasとKęstutis Drazdauskasの音が合わさったリフを、サビではRokasとコーラスが1オクターブ差でのユニゾンを聞かせてくれ、この二つのコンビネーションが印象的です。
本当にRokasの声には味があるなと感じさせてくれる曲で、それにしてもここまでの低音が出せて、かつ音響面で難しいコンサートでもしっかり歌えるのは並ではないと思います。
サビを締める「(勝利を約束するのは簡単だけれど)生きて帰ってくるのは相当難しいかもしれない…」という呟きには惚れてしまいました。
Paskutinė kulka – (Aistė / Rokas)
この曲は少し歌謡曲的です。愁いを帯びたAistėの歌が魅力。
アルバムの中盤から16曲目の”Rauda”にかけてはリトアニア人の悲劇が描かれているようで、音楽的な流れだけを見てもこのあたりは聴いていて悲しくなります。
作詞はRokas。Dainavaという地区のパルチザン司令官Lionginas Baliukevičius-Dzūkasに捧げられていて、彼は1950年に身を隠していた壕で裏切り勢力に囲まれ命を落としました。タイトルの通り最後の弾丸を残したまま死を選んだそうです。彼の日記は後にKGB文書の中から見つかっています。
この曲はなんと1分22秒しかありません。とても静かで暗いです。
自分たちはほぼ確実に負けるという現実を突きつけられた戦士たちの絶望が感じられました。
作詞はRokas。ちなみに9-14曲目は女声ボーカル曲・男声ボーカル曲が交互に配置されていることになります。
Tėveli – (Aistė / Rokas)
Kęstutisが操る口琴を使用したスローテンポの曲です。
このトラックは1931年にAntanas Sidabrisという人によって歌われたsutartinėから作られており、sutartinėの特徴であるシンプルなリフレインから生まれる呪術的な雰囲気が魅力的でした。
リフレインを覚えてサビが来たら合わせて歌うだけであなたも伝統音楽sutartinėの歌い手です。
Rauda – (Aistė / Rokas)
AistėでもRokasでもなく、なんとベースのGediminas Žilys(ゲディミナス・ジリース)がリトアニアの伝統楽器kanklės(カンクレス)を弾き語る曲。作詞もGediminasが行っています。
kanklėsは系統としてはギターに近く、ボーカルは2小節からなる1種類のリフレインをひたすら繰り返すのみです。「挽歌」というタイトル通りの印象で、終わった戦いに区切りをつける役割を持っているのでしょう。
Broliai aitvarai – (Aistė / Rokas)
エンディングにもってこいの感動的な曲です。Rokasによる詞をAistėが歌います。
曲が流れ始めると先ほどまでの重たい雰囲気はすでになく、新たな風が吹き込んでくるのが感じられるはずです。
ストリングスに乗るAistėの優しい歌声に思わずうっとりとしてしまいます。
もちろんただ綺麗な音でまとめただけの楽曲ではなく、希望に満ちたサビではJonasのエレキギターが大活躍していて、フレット移動の際のノイズを故意に目立たせているのもポイントが高いです。
英語タイトルは”Brothers Victorious”となっていますがaitvaraiの意味は「凧」。「同胞は傷つけられ悪もまだ絶えないが、彼らは凧に生まれ変わり死に打ち勝って空を舞う」ということを表しています。
なお、Skylėのコンサートには一般的にあるような全作品からのオムニバス形式の他にアルバムタイトルを冠した完全再現形式もあり、”Broliai”の完全再現をするコンサートも時々行われています。
そういう場合Aistėは髪を編んで花をあしらった紫色の衣装で登場しますが、この曲で髪を解いた真っ白の衣装に変わります。
Priesaika – (Aistė / Rokas)
リトアニア魂を盛大に爆発させる本当のエンディング曲。
6/8拍子を2拍子のように聞かせるリズムの曲で、歌詞を書いたのはRimvydas Stankevičiusです。
イントロの主役であるKęstutisによるフルートの田舎臭い旋律を聴いた瞬間に名曲と確信。
しかもここでのギターを高速でかき鳴らしながら歌うRokasは一番かっこいいRokasです。
こちらがPriesaikaのコンサートからの映像です。Aistėも仲間入りしていました。サビだけでも歌詞を覚えて一緒に歌ってみませんか?
ここまで一曲ずつ紹介していきましたが、このアルバムの収録曲は全てYouTubeの公式チャンネルで観ることができます。
私はこのコンサートのDVDを持っていて、動画がアップロードされたのはそれを買った後だったので「苦労してDVD手に入れたのに全部上げちゃうの!?」という驚きの方が喜びよりも強かったのですが、この太っ腹なサービスのおかげでブログで紹介することができるのでPriesaikaだけを載せてみました。
もちろん再生だけして聴きながら続きを読み始めても構いませんが、ここで一旦立ち止まって映像にも目を向けてもらうというのが私の願いです。
今回このアルバムのレビューを書くために改めて真剣に作品と向き合った後で紹介用にこの動画を確認してみたところ、不覚にも涙が止まらなくなってしまいました。
まとめ
ここまで散々長文を書いてきて、これ以上記事を読みにくくしてしまうのも嫌なのでアルバムの内容とは無関係の総括とします。つまり筆者あとがき。
今回の情報の中にはブックレットを見ながらインターネットで英語やリトアニア語を活用しなければ得られないものも多く、記事を書くにあたって初めて調べた内容も結構あります。
それは、インターネット上でこのアーティストについて日本語で書かれた情報が数えるほどしかなく(いずれ私の記事数だけで他全部の合計を上回るでしょう)、私の記事自体がデータベースとしても機能するよう意識しているからです。
さらに正直に付け加えるなら、自分が聴くときにいちいち苦手なリトアニア語に悩まされながらその都度気になったことを調べていくのも骨が折れるので、先に調べて書いたものを自分で見返せたら楽だなと思った次第です。
ちなみに私はこのアルバムをまずダウンロード購入し、その後公式サイトで再生用と保存用に2枚買いました。全く同じ音源に3回もお金を払った例は他にありません。
この記事はここで終わりです。真面目にここまでお付き合いいただいた方、ありがとうございます。