Entwine: “Blood of Your Soul” 楽曲レビュー

フィンランドのゴシックメタルバンドEntwineのアルバム”Gone”(2001)に収録されている楽曲“Blood of Your Soul”のレビューです。

Entwineについて

Entwineフィンランドのゴシックメタルバンドです。結成当時はデスメタルを演奏していましたが、その後確立された音楽性は男声クリーンボーカルを中心とするメロディアスでメランコリックなメタルです。

以前Entwineの”Say Goodbye”という楽曲を紹介しました。

こちらの記事ですが…↓

Entwine: “Say Goodbye” 楽曲レビュー

“Say Goodbye”は個人的に強い思い入れのある曲として紹介したのですが、私がEntwineをバンドとしてかなり気に入っているにも関わらずそれ以外の曲についてはまだ書いていませんでした。そして普段Entwineを日常的に聴いているわけでもないのですが、実は最近こんなことがありました。

ちょうど自由時間があったので4日間ほど家にこもりっきりでロック系音楽の作曲をしていて(そのためブログも一切書いていませんでした)3曲分リリックビデオまで仕上げたのですが、それを聴いた彼女に「あなたの作る曲はEntwineの楽曲に似ているというわけではないのにEntwine的フィーリングがあるよね」と言われました。

そこでちょうどこの記事を書いている今日は大好きな“Blood of Your Soul”をリピートしていて、あまりにも感動したのでブログに書き始めたというわけです。

私の自作曲はブログに取り付けている私のYouTubeアカウントへのリンクまたはブログの「My Works」カテゴリーから聴けます。

“Blood of Your Soul”は2ndアルバム“Gone”(2001)に収録されています。このアルバムの収録曲は良いものばかりです。

※このストーリーはこの記事を投稿するよりかなり前の出来事です。前のブログにあった記事をそのまま持ってきたからです。

楽曲レビュー

短く言えば、Entwineお得意のスロー・ヘヴィ・メランコリックなメタルバラードです。しかしこういうタイプの曲の中でも抜群にクオリティが高く泣けます。私はやはり”Say Goodbye”の方が好きですが、思い入れ抜きに音楽だけで評価するならこちらの方が良いかなと思っています。

私はボーカルのMika Tauriainenの声が大好きで、この声で歌が歌えたらなと思うくらいなのですが、こういう雰囲気の音楽に彼の声が乗ることで哀愁が最大限まで増幅されています。いわゆるメタル声ではありませんがこういう音楽性には最適の声質といえます。

Mika Tauriainenのボーカルが気に入ったら彼のもう一つのバンドであるShamRainもチェックしてみると良いでしょう。こちらはメタル要素の少ないメランコリックロックです。

“Blood of Your Soul”は楽曲のどの部分を切り取っても美しく、メランコリックでヘヴィな音楽が好きなリスナーにはかなりアピールすると思います。さらにEntwineの特徴をそのまま映し出したような作品でもあるので、Entwineを聴いたことのない方には最初の一曲としてお薦めできそうです。

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