Entwine: “Safe in a Dream” 楽曲レビュー

フィンランドのゴシックメタルバンドEntwineのアルバム”Time of Despair”収録の楽曲“Safe in a Dream”の紹介です。

Entwine

Entwine(エントワイン)はフィンランド出身のゴシックメタルバンドです。1990年代から活動しており、最初はデスメタルバンドでした。その後クリーンボーカルを押し出したメランコリックな音楽性に変化し、フィンランドのゴシックメタルシーンに名を残すバンドとなりました。

Entwineの魅力はやはりそのメランコリーです。他のゴシックメタルバンドに比べるとスタイルが「軟弱」ですが、そこがEntwineの良いところです。メランコリックな音楽を求めるリスナーにはちょうど良いのです。

私はフィンランドのゴシックメタルを何バンドか聴いていますが、中でもこのEntwineは私の感性に合うなと思いました。

Time of Despairというアルバム

私はEntwineの全てのアルバムを聴いたわけではないのですが(本当は聴きたいのですが手に入りません)、2002年に発売された3作目であるこの”Time of Despair”はスローテンポでメランコリックな楽曲を特に多く含んでいます。

Entwineはスピード感のある曲も作っていますが、私はこのアルバムのような雰囲気がバンドに合っていると思うのでこのアルバムを高く評価しています。

楽曲レビュー

アルバムを象徴するようなスローメランコリックな楽曲です。ボーカルのMika Tauriainenは私の好きなボーカリストなのですが、メタルサウンドにあまり合わないこの特徴的な歌声がEntwineには不可欠だと思うのです。

私は個人的に彼の歌声の大ファンで、同じくボーカルとして在籍していたShamRainも音楽性が違うにも関わらず聴いています。

この”Safe in a Dream”はMikaの高音を控えたボーカルとディストーションギターの重厚なサウンド、そしてEntwineお得意の泣きメロが聴ける曲です。特に憂鬱なサビの部分は一度聴くと頭から離れなくなります。

基本的にEntwineの楽曲はどれも造りがほぼ一緒で複雑でもないのですが、それでも何度も聴いてしまうのが不思議なところです。

コメントを残す