Abraxas(アブラクサス)はポーランドのプログレッシブロックバンドです。私が最も愛するバンドの一つで、同時に私の人生を変えたバンドでもあります。
目次
Abraxasの音楽性
Abraxasはプログレッシブロックバンドの中でもヘヴィで神秘的な音を奏でるバンドです。その音楽ははっきり言えば奇抜で、誰でも受け入れられるようなものではありません。
長く複雑に構成された楽曲群、大袈裟なアレンジはAbraxasの音楽の普通でない「濃さ」の象徴です。ポーランド人に感銘を与えるほど詩的なタッチで宗教・オカルト・自省などの要素が入り混じった難解なポーランド語歌詞を書くのはバンドの顔である男性ボーカリストですが、彼は声質自体が特殊で、歌い方にもクセがあります。
Abraxasの歴史
デビュー以前(1987~1995)
1987年10月29日、二人の青年Adam Łassa(アダム・ワスサ)とŁukasz Święch(ウカシュ・シフィェンフ)がBydgoszcz(ブィドゴシュチュ)という街でバンドを結成し、それをAbraxasと名付けたのがバンドの歴史の始まりです。
バンド名のAbraxasはエジプト神話に登場する神の名前です。Adamが大好きな作家であるヘルマン・ヘッセの「デミアン」という小説における互いに混ざり合う善と悪の力を司る神の名でもあります。一般的にAbraxasはキリスト教において悪とみなされていました。
バンドとしてのAbraxasの音楽性にもこのアブラクサス神のような二元性が現れています。楽曲は変化に富んでいてよく練られ、歌詞は難解かつ大胆です。
Abraxasが結成された80年代後半のポーランドではパンクが流行していました。それと対極的な音楽性を持つAbraxasは苦難を強いられましたが、そんな時代の流れの中にあっても評価を勝ち得ることに成功しました。
バンドはオリジナルアルバムを出そうと努力していましたが、周りのファンの意見やバンド内の亀裂が原因でAbraxasは解散してしまいます。それから2年間は空白となりました。
Abraxasは1991年7月に再結成されます。Adam Łassa(ボーカル)とŁukasz Święch(ギター)に加え、以前仲良くしていた他のバンドからMikołaj Matyska(ミコワイ・マティスカ: ドラム)、Krzysztof Pacholski(クシシュトフ・パホルスキ: キーボード)、Rafał Ratajczak(ラファウ・ラタイチャク: ベース)、Radek Kamiński(ラデク・カミンスキ: クラシックギター)を迎えての6人編成です。メンバーは強い意志を持って作曲に集中し、後に有名になる楽曲群を生み出していきました。
Abraxasのキャリアの転機となったのは1992年3月から4月にかけて行われた地元ブィドゴシュチュでの2本のライブです。この時点でAbraxasのライブスタイルはすでに確立されており、集まった大量の聴衆に強烈な印象を与えました。
1992年7月にはWęgorzewo(ウェンゴジェヴォ)で行われた大規模なフェスティバルに出演し、8月にはポモジェ・クヤヴィ地方のラジオ局でライブを行いました。しかし同年の冬にはすでにAbraxasは活動しておらず、一方でAbraxasのメンバーの何人かが集まってAnywayというバンドを結成しました。ちなみにAnywayは全く成功していません。
1993年7月の雨の日、Radek Kamińskiが車の事故で亡くなります。この時、Abraxasの将来は閉ざされたかに思えました。しかしAdam Łassaの主導とAnywayのメンバーたちの協力によるAbraxas復活の試みがなされ、最終的にAbraxasは再結成されました。
当時のメンバーはAdam Łassa(ボーカル)、Szymon Brzeziński(シモン・ブジェジンスキ: ギター)、Marcin Mak(マルチン・マク: ドラム)、Marcin Błaszczyk(マルチン・ブワシュチク: キーボード・フルート)、Oleg Bałtaki(オレク・バウタキ: ベース)です。すぐにOleg Bałtakiに代わりRafał Ratajczakが参加します。
デビュー以後(1995~2000)
1995年は下積みに費やされ、Abraxasは1996年に音楽シーンへの帰還を果たしました。そしてこの時デビュー作にしてバンド初のアルバムが発売されます。それがバンド名を冠した1stアルバム“Abraxas”です。これは1996年10月にArs Mundiレーベルからリリースされました。ベル・アンティークから国内盤も発売されました。
♪Tarot
“Czy potrafisz zbawić mnie, by w obliczu Stwórcy gniew nie rozpalał Jego warg?
Mam w Jego oczach zgodę na sen, mam w Jego dłoniach zgodę na śmierć.
A mój proch od zarania czeka.”
創造主を前にして、彼の唇が怒りで燃えることのないよう私を救うことがお前にはできるのか?
神の目は私に眠りを許してくれる、神の掌は私に死を許してくれる
私がいずれ塵になるということは天地創造の時より定められている
– Adam Łassa, “Tarot”
Abraxasはデビュー前にいくつかのライブを行い反響を得ました。特筆すべきは首都ワルシャワで行われた第一回プログレッシブロックフェスティバルにおける成功です。
1stアルバムは好評で、ポーランドの有名な画家Zdzisław Beksiński(ズジスワフ・ベクシンスキ)の息子でありラジオパーソナリティ・翻訳家・批評家・ジャーナリストとして活動していたTomasz Beksiński(トマシュ・ベクシンスキ)もバンドに関して好意的なコメントを残しました。
アルバムの発売後AbraxasはArena, Fish, Porcupine Tree, Colin Bassといったプログレッシブロックの大御所のサポートを行い、Katowice(カトヴィツェ)ではLed ZeppelinのメンバーでロックレジェンドでもあるRobert PlantとJimmy Pageの前座を務めました。
Abraxasはオランダやフランスでもファンを獲得し、日本やブラジルなどからもファンレターが届きました。
1998年には2ndアルバム“Centurie”が発売され、ポーランドの人気ラジオ局Polskie Radio Trójkaのリスナー投票で1998年のベストアルバムにも選ばれました。Szymon BrzezińskiとMarcin BłaszczykはColin Bassのソロアルバムにも参加しました。
♪Pokuszenie
“Rzucam do Twych stóp moje życie, które jest herezją, opętaniem, i kościołem duszy mej.
Za dotyk Twoich ust sprzedam każdy dzień. I umrzeć na Twym brzuchu tylko chcę.
Teraz już wiem, nadejdzie świt, a aksamit Twego ciała umknie mi.
Pozwól mi być istnieniem swym.”
異端、強迫、そして魂の教会である僕の人生を君の足元に投げ出す
毎日を売り飛ばしてでも君の唇に触れたい、そして君の腹の上で死ぬことだけを望む
今はもうわかっている、夜明けが来て、君のベルベットのような身体が逃げてしまうことを
自分という存在でいさせてくれ
– Adam Łassa, “Pokuszenie”
1999年6月には3rdアルバム“99”が発売され、これも好意的な反応を得ました。
この時点でのメンバーはSzymon Brzeziński(ギター)、Marcin Błaszczyk(キーボード)、Mikołaj Matyska(ドラム)、Łukasz Święch(アコースティックギター)、Rafał Ratajczak(ベース)、 Adam Łassa(ボーカル)です。
♪Jezebel
“Bramy piekieł przenika gęsta mgła. Jak kartki z mego życia, jak przeszłość gwiazd.
Składam co dnia fragmenty, poza lustra szkłem. Składam co dnia wspomnienia, mlecznej drogi cień.
Mimo, że nic w pamięci nie powtarza się.”
地獄の門を深い霧がすり抜ける、僕の人生のカードのように、星々の過去のように
毎日鏡のガラスの外で破片を積み上げている、毎日思い出と天の川の影を積み上げている
記憶の中のものが繰り返されることなどないのに
– Adam Łassa, “Jezebel”
1999年12月24日にはバンドの友人でもあったTomasz Beksińskiが自殺によって亡くなり、翌2000年の1月にAbraxasが追悼ライブを行いました。このライブの録音はバンド唯一のライブアルバム“Live in Memoriam”として残っており、これには未発表曲も2曲収録されています。Abraxasは同年の終わりに解散。Adamによると、解散の原因は当時Abraxasに近づいてきた悪意のある人々のために混乱が起こったことだそうです。
2004年にIQのブィドゴシュチュでのライブでオープニングアクトを務めるため一時再結成し3度のライブを行ったことを除けば、解散以降活動を行っていません。
♪Tomasz Fray Torquemada
“Jestem, by sprawować sąd zmartwychstanie oczekuje na mój błąd
Czemu więc muszę zabić Cię nie pytaj bo taki jest los
Bądź pokorny bo to w imię Boga
Anioł Torquemada przed którym drżą”
復活は審判を遂行するため、私が過ちを犯すのを待っている
だからなぜお前を殺さなければいけないのか問うな、そういう運命なのだ
従順であれ、神の名の下なのだから
天使、皆が慄くトルケマダ異端審問官
– Adam Łassa, “Tomasz Fray Torquemada”
ディスコグラフィ
- Abraxas (1996) レビュー
- Centurie (1998) レビュー
- Prophecies (1998, “Centurie”の英語盤)
- 99 (1999) レビュー
- 99 (1999, “99”の英語盤)
- Live in Memoriam (2000, ライブアルバム) レビュー
- 未発表曲の紹介記事はこちら
私のAbraxasとの出会い
私がAbraxasを知ったのは大学1年生の時でした。大学の第二外国語であるフランス語の影響で聴くプログレッシブロックの範囲をイギリスからヨーロッパにまで広げた私は、まずフランス語圏のバンドに出会いました。スイスのGalaadやフランスのVersaillesは、街の中古CDショップで見つけたバンドです。
特にGalaadにハマり、2-3ヶ月もの間アルバムをヘビーローテーションしていた私は、インターネットでGalaadのレビューを探すことにしました。見つかったのは一件のみで、そこではVersaillesはもちろんポーランドのAbraxasとの共通点も指摘されていました。
ピアノを習っていてショパンが好きな私は元々ポーランドに親近感を持っていました。ポーランドのロックを聴いたことがなかった私は聴いてみるしかないと思い、 “Live in Memoriam”を購入しました。
1曲目のDorian GrayからラストのMoje Mantryまで強い衝撃が続き、私はすぐにこのアルバムの虜になってしまいました。1日に4回くらいのペースで聴き続けていたと思います。
すぐにAbraxasの他のアルバムと関連作を集め、やがて歌詞を理解したいという気持ちからポーランド語の勉強を始め、最終的に習得しました。2018年2月にはAbraxasの出身地であるプィドゴシュチュを訪ねることもできました。
これはAbraxasがライブを行ったこともあるブィドゴシュチュのフィルハーモニーホールです。
Abraxas関連作品紹介
Abraxas自身が発表した作品数はわずかです。しかしメンバーの足跡をたどれば他にも聴くものを見つけることができます。
Anyway
バンドの歴史の項で触れましたが、1992年にAbraxasのメンバーの一部によって結成されたのがAnywayです。Krzysztof Pacholski, Łukasz Święch, Mikołak Matyskaが参加しています。残した作品はアルバム1枚のみです。
- Chambers (1999)
Svann
ポーランドのゴシックメタルバンドClosterkellerの女性ボーカルAnja OrthodoxとAbraxasのMikołaj Matyska, Rafał Ratajczak, Marcin Błaszczyk, Szymon Brzeziński、そして無名の女性ボーカリストKinga Bogdańskaの6人による単発のプロジェクトです。1枚だけアルバムを残しました。これは傑作です。
- Granica Czerni i Bieli (2003)
Xenn
Łukasz Święchのソロプロジェクトです。英語とポーランド語が混ざったSF的なコンセプトのアルバムを1枚残しています。
- Offworld (2003)
Assal & Zenn
Adam ŁassaとŁukasz Święchの2人によるプロジェクトです。Adam Łassaの歌詞とŁukasz Święchのアコースティックギターを活かした神秘的なアルバムを1枚発表しています。
- Assal & Zenn (2004)
Ananke
Adam ŁassaとKrzysztof Pacholskiが2009年に結成したバンドです。後にMarcin Makも加わりました。2枚のアルバムを発表しましたが、現在は活動していないようです。
Abraxasよりもコンパクトで洗練された、ダークで神秘的な音楽です。私がAbraxasと同じくらい好んで聴いているバンドでもあります。
- Malachity (2010)
- Shangri-la (2012)
- Cantarella (2013, シングル)
- Linea Negra (2015, 限定配布)
Assal
Adam Łassaのソロプロジェクトです。 現在は作曲家として活動しているSzymon Brzezińskiがミックスを担当していることから、二人の交友関係が続いていることがわかります。ドラム以外の演奏はAdam Łassaが自分しています。穏やかで美しい曲が中心ですが、独特の世界を持っています。私はAssalもよく聴きます。
- Ciało i Duch (2015)
はじめまして。
少し前にブログ村のリンクから前のブログにきたのですが、直後に記事が消えたの閉鎖したかと思ってましたが、引っ越しされたのですね(^^;;;
ABRAXASは”Centurie”をかなり気に入って聴き込んでいたので、ポーランド産の中でも気に入っているバンドの1つではあったのですが、失礼ながら、日本にこんなに熱くABRAXASを語る方がいらっしゃるとは思いもしませんでした。
更に、前のブログで「MARILLIONの”Brave”が生まれる前〜」とあったので、これはすごいと衝撃を受けまして・・・(^^;;;
(ご存知かと思いますが、このジャンルは年寄り御用達と言っても過言ではないので)
とりあえず、久しぶりに”Centurie”を聴いてみてから、またお邪魔したいと思います。
メニさん、はじめまして。
急に引っ越ししてしまいすみません、こちらであれば私の書くテーマを全てまとめられるので移転することにしました。
Abraxasを知っている貴重な方からのコメントありがたく思います。実は前の音楽ブログでコメントがついたことがなかったので、なおさら嬉しいです。
Centurieは傑作ですね。私はプログレファンにしては若すぎるので、Abraxasを聴いている人がどれだけいたかなど当時ならではの情報があればぜひ教えていただきたいです。Marillionに関しては、Braveが1994年、Abraxasが1996年デビューなので何かと間違えていたかもしれません…
この記事をきっかけにまたアルバムの魅力を再発見していただけたら嬉しいです。またのコメントお待ちしています。
以前の記事はアップしないのですか?結局、ほとんど見れてないので(^^;;;
“Centurie”を聴き直して・・のは、折角なのでそちらはレビューの方にコメントします。
ここでは、少し残念な(?)お話を。。。
自分語りになっても恐縮なので適当に端折りますが、実は僕はプログレファンというより、プログレも結構好きなメタラーでして(^^;;;;;;
所謂、5大プログレなんて軽い義務感から聴きかじった程度(一応、PF、KCは好きですが。。)で、僕にとってのプログレはその5大〜なバンドではなく、CAMELだったりします(^^;;;
なので、レビューを読んでいてもやっぱり真性(?)プログレファンの方とは惹かれるポイント等にズレを感じることもあるってのと、さほど詳しくはないので、ご期待に添えるような話はできないかもしれないです。申し訳ない。
それでも当時の記憶をちょっと手繰り寄せみたいと思い出してみてますが、なんとなーく長くなりそうなので、一旦ここで切ります。。
以前の記事は非公開にこそしたもののまだGoogleのデータベースに残っていて、すぐにこちらにアップするとパクリとみなされてGoogleに怒られるのでデータが消えるのを待っている状況です。いずれ投稿する予定です。
メタルの方がお好きなんですね。私もメタルは聴きますが、ほとんどドゥームかゴシック系です。私は私で真性(?)メタルファンとは言えませんね 笑
もし何かご存知でしたらぜひ共有していただきたいです、くらいの気持ちでお願いしたので、もしなければスルーしてください。すみません。
なるほど、Google先生が悪さするんですね。なんだかな、、(^^;;
メタルにしてもプログレにしても間口が広いので、その中でもどの辺りが好みかで感想とかが全く変わってしまうのが厄介ですよね(^^;;;
「メタリックなギター」はプログレ界隈では必ずしも歓迎されない表現のようですが、僕なんかには一つお墨付きをいただいたようなもんですし。
ま、結局のところは好きなものを聴くだけの話ではあるんですが、情報収集時の判断には発言者の好みがネックになるってのが頭にあるので、あくまでメタラーな〜という前振りをしてみました(^^;;
って、また前置きが長くなっていますが、眠気に負ける前に、続きをw
たしか僕が聴いたのは、2000年くらいだったと思いますので、既に解散してたのかも。。。
ちょっと前にQUIDAMを聴いて非常に気に入りまして、ポーランド産を色々と物色している中でブチあたったのが”Centuries”でした。
当時、メタル方面はポーランドは良質なBlack/Death Metal系の産地という認識がすでにあったので、メタルの方はそれなりに情報があったのですが、たしかググってもプログレだとCOLLAGEがポツポツと引っかかるくらいで、他は皆無に近かったかと。
なので、僕の場合は西新宿の某プログレ専門店のレビュー(商品紹介?)から勘で選んで、タマタマ当たりを引いたっていう感じですね(^^;;;;
たしか、プログレ好きの友人に勧めたら、Voが独特って言いながら気に入ってましたw
一方で、日本の某プログレバンドの掲示板によく出没していた、某妖怪メタルのプログレマニアなBlack catさん(笑)が、オススメでQUIDAMをあげていて(←僕はここがスタートw)、普通に会話が成立していたようなので、(まだ発信者が少なかっただけで)プログレな人達の間ではABRAXASも十分な知名度があった可能性は否定できないです。
真相はいかに・・・?(^^;;;
なんてことを書いてたら、上記のバンドとかを久々に聴きたくなってきましたw
内容がない上に長文ですんませんm(_ _)m
貴重な情報ありがとうございます!驚きの事実ばかりでした。
最近はメタリックなギターがかなりプログレにも広まっていて、一部のファンが新鋭プログレを聴かないのはそれが理由ではないかなと思います。私は今では70年代のものを聴くことの方が少ないのですが 笑
1stアルバムの時はベル・アンティークから国内盤も発売されたので売り上げが見込まれていた&買った人がいたのかもしれませんね。Voが独特というのはその国内盤のライナーノーツにも書かれていますが、ハマるとやみつきになるので欠点ではなく個性として見ています。
Centurieもそうですがインターネットで探すといくつかAbraxasのレビューも見つかるので実際に聴かれていたのかな?と思っていました。
その某妖怪バンド、好きなのでよく聴いています 笑 プログレ好きなのは知っていましたが、QUIDAMとはまたすごいですね。しかも掲示板に出没していたとは…
よく一緒にAbraxasを聴くポーランド人の彼女には「QUIDAMってなんか可笑しいよね」とウケなかったのですが(歌詞のせいかも)、日本ではCollageと並んでポーランドプログレの代名詞ですね。私もあの青ジャケの1st「聖域」を持っています。以前のインターネットではもっとこのあたりの話題が活発だったのでしょうか。QUIDAMで会話が成立するとは羨ましい限りです。
Twitterでの私の宣伝によって2人の若いプログレファンがAbraxasを買ってくれましたが、一般的にポーランドのプログレの話が通じるのはベテランのファンだけという印象があります。
メタルシーンではポーランドは人気だというのは聞いていました。私はたまたまポーランドもののメタルを聴きませんが、今ではポーランドのブラックメタル好きで売っている方も出てきていますね。
メニさんがたくさん書いてくださったので私も少し長々と書いても許されるかなと思い長文にしてしまいました。長すぎたらすみませんm(_ _)m
間が空いてしまったのでアレですが、下書きがあるのでとりあえずコピペでお試し(^^;;;
会話を広げるのは苦手なくせに、文面だとあちこち発散させて雪だるまにするのが得意なので、適当にスルーしてください(^^;;;
保守性は加齢によるものっていう認識(自戒も含め)しかなかったので、そういう考察は頭にありませんでした。
昨今のクロスオーバーの進行具合の現れでしょうが、そもそもプログレとメタルなんて異母兄弟みたいなもんだと思うので、勿体ないと思うのですが、、、いらん世話か(^^;;;
日本盤出てたんですか。って持ってるんですね。凄っw
QUIDAMもそうでしょうが、マイナーどころはとりあえず1st出してみて売れたら次も、、なモデルみたいですね。
まあ、東欧や南米なんかは辺境って括りのようなので、ベテラン向けだと思いますよ(^^;;;
二人と言わず、どんどん宣伝を。。(おいw
それよか、僕的にはQUIDAM評は結構衝撃的ですね。
1stは僕にはちょっとクサすぎてあまり聴かないのですが(←アルバム毎に、けっこー音が違います)、RIVERSIDEとかとともにWWクラスなんだと思い込んでました(^^;;;
TURQUOISEみたいないかにも〜なフォロワーもいたし。
やっぱり関係ない話ばかりになってすみませんm(_ _)m
とかいいつつ、、その某Black catさん、当時はまだインディーズだったので自由がきいたんでしょうね、知り合いのプログレのライブにたまにゲスト出演して、集客にしっかり貢献しつつ、楽しげに歌ってましたよw
コメントありがとうございます!
私もそれはもったいないことだと思いますが、仕方ないですね 笑
私自身もバンド音楽しか聴いてこなかったおかげで今主流のヒップホップやクラブ的な音が良いと思えず、若者と話が合わなくなってきています 笑
QUIDAMの国内盤はディスクユニオンの通販で、Abraxasの国内盤はオークションで買いました。
QUIDAM評についてですが、私は自分が日本の童話系プログレを聴いた時の印象と彼女がQUIDAMを聴いた時の印象が似ているのかなーと思いました。ポーランド人以外が聴けばまた違うのかもしれませんね。私も歌詞はともかくQUIDAMの音好きなので。1stと2ndしか聴いたことがないですが 笑
ちなみにTURQUOISEも2枚持ってます。
いえいえ、どんな話題でも大歓迎なので!
Black catさんの昔の話面白すぎます 笑 あのバンドのアルバムは全部持ってますが、ライブには行ったことがないのでそろそろ挑戦してみようと思います 笑
若者って・・・w
まあ、オワコンと言われて久しいこのジャンルを若者が聴いてることに興味をもったのがここに書き込んでるキッカケなので、状況は理解しますがw、
実年齢が若いうちに社会復帰(?)してくださいね(いらん世話w
TURQUOISEを2枚も持ってる時点で、かなり重症だとは思いますがwww
思うところがあってメジャー以降はほとんど観てないので、あまり偉そうなことは言えませんが(^^;;、感想を見る限り、変わらずライブ巧者のようなので、お好きなら一度は観た方がいいと思いますよー。
母国語でのライブは母国語でしか味わえないノリ(雰囲気)、というのもありますし。
ちなみに、童話系とはZabadakあたり?
社会復帰という表現は破壊力ありますね 笑 根の性格がキラキラの反対で何に対してもオタク的アプローチをとってしまうので、社会復帰は無理な気がします 笑
今までは地理的に難しかったのですが、今は福岡の近くに住んでいるので行けそうです。やはり一度は観ておきたいです!
童話系、だいぶ前に1, 2回聴いただけなのでよく覚えていませんが、ノベラとかテルズシンフォニアとかいう名前だった気がします。
ネットなんてない、自分が学生だった大昔と違って、今ってマイナーな趣味でも知り合える機会が増えたと思うんですが、よくロムってる別の若い方(その方はHip Hopもお好きのようですがw)も、以前、同じようなことをぼやいてらしてた記憶があって、(若者〜とはいいませんがw)大昔と結局そんな変わんねーのかなーと思ってですね。。。
当時、上の人と飲んでる時に「いつ社会復帰すっと?」ってよくいじられて、上手いこと言うなぁ、と思ってたのを思い出したので、使ってみたんですが・・・お気に召さなかったら、すみませんm(_ _)m
あーなるほど、童話系ww
そうか、そうなるか。。。面白い発想ですね、メモっとこww
しかし、思った以上によく掘ってますねー。
どういう流れで行き着いたかが想像はつきますが、その辺りはリアルタイムで聴いてないと、まず、もにょもにょもにょ、、、(^^;;;;;;;
いえ、「社会復帰」気に入りましたよ 笑
ただ社会復帰できるかどうかは別の問題ですね 笑
童話系って他の人も普通に使っている言葉だと思っていましたが、そうではないんですね。
今でこそ勉強重視ですが、以前は暇さえあれば掘っていました。メニさんこそ本業がメタルなのに専業プログレッシャー(?)並みに色々ご存じなので衝撃です、、、
そういえばこの前、Twitterで「2000年代のフィンランドのゴシックメタルを聴いてる若者を初めて見た」と驚かれましたが、私のところに表示されているメールアドレスを見るに、メニさんもこのあたり聴かれているのではないですか?笑
ま、二十歳過ぎたらまず戻れないし、そのままでも十分幸せに暮らせているので問題ないですけどね(おいw
少なくとも、僕は知らないですねぇ(^^;;;
僕が知らないのは興味の問題な気がしないでもないですが(^^;;、それってNevela系譜の歌詞とか世界観を示しているんですよね?
この辺のジャンルって多分に歌詞を重視していないからだとは思いますが、
基本的に音像を元に分類してることが多いと思うんですよ。
なので、イマイチ、ピンとこず。。。
例外的に、例えば陰陽座はその世界観から妖怪メタルで通る気はしますが、これはまず自称ありきで、それがなかったら、Judas Priestと人間椅子の影響下にある、和製ブリティッシュHMくらいで語られてると思いますよw
(その辺、瞬火氏はやはり賢いな、と)
で、詳しいかどうかはわからんのですが、他人様のレビューを読むのが好きなので、そこそこ知識だけはある場合もありますし、そもそも、ポーランドとブラジルは僕にとってはプログレ最優良国(≒Camel影響大)なので、間違いなく意識的にチェックしてますw
逆に一般的なプログレ大国であるイタリアは、昔から肌に合わない感しかなく、ほとんど聴いておらず、まーーったく知りませんw
ようはたまたまツボにはまっただけかとww
最初に拝見した際は「Entwine好きは結構レアかも」「Charonは良かったな」なんて思いながら眺めてましたが、「この若さでAbraxas好きか!?」の前には全てが霞みますw
フィンランド産ゴスは好きか?好きに決まってんじゃないですか。
ゴスどころか気がつくとフィランド産ばかり聴いてたり(^^;;;
そして、そうこうしているうちに、もうすぐ10度目の2/19がやってくる。。。(ToT)
ああ、また長くなった。。。m(_ _)mm(_ _)mm(_ _)m
幸せに暮らせる限りは社会復帰の必要はないですね 笑
童話系、どこかで聞いたような気がしたので使っていたんですが、一般的ではないんですね。はい、ノヴェラとか、アートワークも童話風だった気がするので、勝手にそんな感じで括っていました 笑
陰陽座はそうですね。あのバンドの歌詞は聴いてもイマイチ理解できませんが、それも狙いなのかなと時々思います 笑
ポーランドのプログレはレベル高いですね。Milleniumのリーダーが運営しているLYNX MUSICが力を持ってからはどれも似たり寄ったりな印象もありますが…
私もイタリアのプログレは肌に合わなくて、ほとんど聴いていません。NovembreとかLacuna Coilとか、メタルなら好きなバンドもあるのですが、イタリアンプログレはあまり好きじゃないです。
あらー、それほどAbraxasの破壊力がすごかったんですね 笑
フィンランドのゴシックメタルは良いですよね。個人的に思い出があるので、当時からこのジャンルを聴いているファンの方とブログを通じてお話できるのはすごく嬉しいです。
2/19… Sentencedはリアルタイムで聴けなかったのですが伝説レベルだったそうですね。”The Cold White Light”ばかり聴いているのですが、そろそろ初期にも手を出そうかなと思っています。
レーベルにも流行り廃りが結構あるみたいですね。
個人的に、今を時めくkscopeに対しては、散々お世話になりながらも、これもかよ、、、な感があってちょっと警戒してます。。。
NovembreにLacuna Coilととな。。。
これにFleshgod Apocalypseとかも出てきたら、完全にオマオレ状態なんですが(^^;;
ようはいかにもイタリアーンなのは結局ダメってことですよね?w
ご自身でどう思っているかわかりませんが、いい意味でジャンルには縛られずにすんでいるようなので、社会復帰云々は関係なさそうですねw
Abraxasはまあ、年齢含め、ですけどね(^^;;
赤い糸に導いてもらうには、相当、切れ易い細い糸をだったろうに、、、と思ってしまい。。w
フィンランド産はメロディの好みがバッチリ合ってるみたいです。
Sentencedについては思い入れが強過ぎて、正直、あまり冷静に語れる気がしないのですが、、日本ではこの手の音は人気がないという認識なので、あんまりいい思い出は、、、(聴かず嫌いも多いし)。
”The Cold〜”は最高傑作ですし、僕も基本的にはそれを聴いてますね。
現状でどこまでお持ちかはわかりませんが、最終作は「最高の状態で終わりたい」という自身の思いをしっかり有言実行してますし、ゴシック/ドゥームがかなりお好きなようなので、「Crimson」はおすすめだと思いますが、、、無理に初期を拾う必要はないと思いますよ。
もっとも、僕の中では青>黒>金>>赤>=銀>3rd>>>2nd>1stで、一部ズレてるっぽいとこもあるらしく、どこまで参考になるか、はありますけど。。。
コメント返しが遅くなりました m(_ _)m ここ数日作曲に専念していたもので 笑
そうですね、いかにもイタリアな感じは合わないと思います。Fleshgod Apocalypse聴いてみましたが、エネルギー量が凄いですね 笑
私もSentencedよりはCharonやEntwineのようなメロディのわかりやすいものを聴くことの方が多いですね。もちろんSentencedはこれらのバンドとはタイプが異なりますが。私はSpotifyを始めてしまったので今はどれでも聴ける状態です 笑 Crimsonも良いなと思いましたが、ラストアルバムはまだ最終曲しか聴いてなかったです。一度全部さらってみた方が良さそうですね!
色々と精力的に活動して充実しておられるようで凄いなぁ。。。
自分が学生の頃、相当自堕落な生活をしてたので余計にそう思います(^^;;;;
Spotifyですか。そこはさすがにイマドキですねw(失礼
リストを見かけることも多くなりましたし、便利だろうとは思いつつ、コレクター体質な年寄りはどうしても手元に残せるフィジカルなものを求めてしまいがちですが(^^;;;
“End Of The Road”は、例えば「Centurie」における“ Pokuszenie”のような位置付けだと思っているので、できればアルバムを通しで一度聴いていただけたら、と思います。
葬送と銘打ちながら、最初こそノリノリな感がありますが、次第に悲哀を感じさせるメロが支配的になってきて、最後のあのGtrソロで、すべてはこのソロに集約するためか、、、と思ってしまう構成が秀逸と個人的には思ってます。
やはり長年フィジカルに慣れ親しんだ人たちにとっては定額ストリーミングは始めにくいですよね。私が始めたのもこの手のものが出てきてからずいぶん時間が経ってのことですし 笑
便利ですが、手元に残らない分「Spotifyとか全部潰れたらどうなるんだろう」という漠然とした不安はあります 笑 あと限られた量しか手に入らないからこそのワクワクもありませんね。
最近は自分の作曲に集中しすぎてほとんど他人の作った音楽を聴いていないのですが、インスピレーションが枯渇したらSpotify漬けの生活に戻ると思うので聴いてみます。YouTubeチャンネルの人気が出たのでそっちに気をとられてしまい、ブログも最近書いてません、、、ブログ書くのは好きなんですけどね。
ちょっと間が空いちゃいましたんでアレですが(^^;;
まさに某ELECTRIC GROOVEの配信停止で浮き彫りになりましたね(^^;;
対応自体は洋楽聴く人間からするとアホかとしか思いませんが、それはさておき、残る残らないに限れば、フィジカルもどこまで?ではありますけどね(^^;;
「樹脂の寿命でいずれ聴けなくなるから」という理由で、手持ちのCDを全部(ここ数年、枚数は聞いてないけど、5桁にはまだいってないと思いますが)リッピングしてHDDに落としてる知人がいますし(^^;;
でもヤツはCDは絶対に手放さない筈なので、結局はどこに価値を求めているか、なんでしょうね(僕も手放せない同類項w)
思い入れ分だけくどい文章ですが、聞かれたから答えましたくらいのことなので適当にスルーしておいていただけると、他でも書き易くなるので、お構いなく〜w