Napra: “Jaj, a világ!” 楽曲レビュー

ハンガリーのフュージョン系フォークバンドNapraのアルバム”Jaj, a világ!”(2007)収録の楽曲“Jaj, a világ!”のレビューです。

Napra “Jaj, a világ!”

今回は珍しく明るい音楽の紹介です。

Napraはハンガリー出身のワールドミュージックバンド(?)です。ハンガリー語の情報しか見つからず読めなかったのでよくわかりません。

私はハンガリー旅行に行ったときにブダペストのレコードショップ巡りをしたのですが、その時にある店でハンガリーのフォークミュージックのおすすめを聞いたときに紹介してもらったバンドです。ワールドミュージックアワードのようなものを獲得したことがあるとも聞いたことがあります。

日本にこのバンドについて書いている人がいるかどうか気になって調べてみたのですが、ほんの少しの記述しか見つかりませんでした。

Napraの中心人物は超絶技巧ギタリストのBoth Miklós(ボト・ミクローシュ)。彼はソロプロジェクトなどもしているようです。ブダペストのお店ではそのソロプロジェクトのCDも薦められましたが、とりあえずNapraだけ買ってきました。

そのBoth Miklósは、Napraではボーカルも務めます。この楽曲“Jaj, a világ!”は2007年に発売された同名アルバムに収録されています。

楽曲のレビュー

9分もある長い楽曲ですが、ボーカルによる不思議なイントロ部分の後はギターを中心とした高速ユニゾンによるキャッチーかつフォーク的メロディが次々と繰り出されていきます。女性ボーカルはおまけ程度でしょうか。

このユニゾンがあまりにも速く、絶対音感のある私でもすべての音符は拾いきれません。バイオリンも木琴のような謎の楽器もすさまじい演奏を見せてくれますが、やはり超高速でいつまでも弾き続けるギターには圧倒されます。この人はいったい何者なのでしょうか。同時に親しみやすいメロディなのが良いですね。

Napraは2018年現在2枚のアルバムを出していて私は2枚とも持っていますが、その中でもこれは代表曲といえると思います。

私には少しテンションが高すぎるというのは間違いありません。それでも気分が良い時に聴くと爽快なのでたまに聴いています。

 

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