Frost*: “Hyperventilate” 楽曲レビュー

イギリスのプログレッシブロックバンドFrost*のアルバム”Milliontown”収録の楽曲“Hyperventilate”の紹介です。

Frost*

Frost*(フロスト)はイギリス出身のプログレッシブロックバンドです。時代的にはモダンプログレに分類されます。2000年代から活動しています。

ボーカル・キーボードを担当するJem Godfrey(ジェム・ゴドフリー)を中心に既存の有名プログレバンドのメンバーを集めて結成されたスーパーバンドです。

モダンなサウンドのテクニカルかつドラマティックなプログレッシブロックを演奏しています。

2004年に結成されましたが、2018年時点でまだ3枚しかアルバムを出していません。

Milliontownというアルバム

プログレファンならFrost*を聴いていなくても馴染みがあるかもしれない青い背景に赤い電話ボックスのデザインがジャケットです。

これはFrost*の1stアルバムで、2006年に発売されました。1stにして最も聴かれたアルバムではないかなと思います。

このアルバムの目玉は最後の26分に及ぶ大曲”Milliontown”ですが、それだけではありません。どの曲も素晴らしい出来です。

今回紹介している1曲目の”Hyperventilate”も良く知られていると思います。

楽曲レビュー

アルバムのオープニング、そしてFrost*のデビューを飾るこの楽曲はあまりにも印象的なインストゥルメンタルナンバーです。

7分半と一般向けのサイズではありませんが、プログレファンが喜ぶような変拍子・超絶フレーズの連続でこの7分半を一気に駆け抜けていきます。

ピアノやキーボード、高音のギターなどキラキラした音が目立つ都会的なサウンドで、技巧だけではなくセンスを見せつけてくれます。

私も演奏難度の高いフレーズを見せつけられて喜ぶタイプのリスナーではありませんが、この”Hyperventilate”は大好きです。それがただの難曲でないということの証明にもなるのではないでしょうか。

ロック系の楽器をやっている人ならばカバーしてみたいと思うような魅力もあります。どのパートも難しいのは明らかですが。私はキーボードで”Milliontown”のフレーズをいくつかコピーしたことがありますが、この曲は弾いたことがありません。

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