Dream Theater: “The Spirit Carries On” 楽曲レビュー

アメリカのプログレッシブメタルバンドDream Theaterのアルバム”Metropolis Part 2: Scenes from a Memory”収録の楽曲“The Spirit Carries On [Scene Eight]”の紹介です。

Dream Theater

Dream Theater(ドリーム・シアター)はアメリカ出身のプログレッシブメタルバンドです。人気がありファン層も広いバンドなのではないかなと思います。1980年代から活動しています。

キャリアも長く、世界中で人気のバンドです。メタルファン・プログレファンではなくてもDream Theaterは知っているという人が多いのではないでしょうか。メタルファンに関してはどうかわかりませんが、プログレファンにはあまり聴かれていないように思います。

超絶技巧集団という表現がふさわしく、演奏する曲も複雑かつ難解ですが、それをしっかり音楽として聴かせる力があるというのがただのテクニカルなバンドで終わらない理由ではないかなと思います。

Metropolis Part 2: Scenes from a Memoryというアルバム

私はこのアルバムが好きです。Dream Theaterは滅多に聴かないので全曲を知っているわけでも全てのアルバムを通して聴いたわけでもありません。それでもこれは傑作だとわかったアルバムがこれです。

これは1999年に発売された5thアルバムで、2ndの”Images & Words”に収録されていた”Metropolis Pt. I: The Miracle and the Sleeper”という楽曲の続編と位置付けられています。77分とCDの収録時間をほぼフルに使った大作です。

楽曲レビュー

これはアルバムの最後から2番目に配置されている曲です。感動的なバラードで、この曲が好きなファンは多いと思います。

ボーカルのJames LaBrie(ジェイムズ・ラブリエ)のボーカルは完璧です。彼はメタルシンガーなので高音で歌うことが多いですが、私はこの人の低音が好きです。特にこの曲の前半の歌声は深くて良いなと思いました。

バンドのファンなら途中で登場するギタリストJohn Petrucci(ジョン・ペトルーシ)による泣きのギターソロも大好きなはずです。後半では女性ボーカルによるスキャットも登場し、感動的なエンディングを迎えます。

アルバムが傑作なのでできるだけ通して聴くように努めていますが、それができない場合はこの”The Spirit Carries On”, “Overture 1928”, “Strange Déjà Vu”, “Through Her Eyes”, “One Last Time”などをその時の気分によって選んで聴いています。

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