Muse: “The Dark Side” 楽曲レビュー

今回は公開されたばかりの新曲について書いてみます。

※これは以前書いた記事なのでリアルタイムの状況とは少しずれています。

Muse “The Dark Side”

私はMuseの大ファンで、ファン歴はそんなに長いとはいえませんが2014年くらいから聴いているはずなので現在の年月日をもとにすると4年くらい聴いていることになります。

「マイナーな音楽しか聴かないの?それともマイナーなのが好きなの?」という質問をよく他人に投げかけられるのですが、そんなことはないので否定してから好きな有名アーティストの例としてよくMuseを挙げます。

2015年にアルバムDronesを発表してから順調に次作に収録される新曲を発表してきているMuseですが、音楽性にかなりの変化が現れておりファンからは賛否両論の声が上がっています。

私は正直に言えばこれらの楽曲があまり気に入らなかったのでこの反応に驚いてはいませんが、音楽性の変化に不満を持って「昔はよかった、今はダメだ」というタイプのファンになるのも嫌なのでアルバムが出ればこの不安を払拭してくれるだろうという気持ちで2018年11月9日発売予定のニューアルバム“Simulation Theory”を待っています。

そんな私の好きなアルバムは”Showbiz”, “Origin of Symmetry”, “Absolution”, “Drones”です。残りのアルバムも気に入らないわけではなくむしろ好きだと言えますが、ギターが前面に出ていて圧倒的な意外性を持った楽曲が一番響いてくるので上に挙げたアルバムは私の好みにドンピシャで合っているということです。

楽曲のレビュー

この“The Dark Side”はこれまでに発表された楽曲群(“Dig Down”, “Thought Contagion”, “Something Human”)と同じように電子音を組み込んだリズムを骨組みに作り上げられていますが、それらに比べて今までのMuseを思わせるようなイメージが強く、初視聴後の印象は一番良かったです。

しかしだからといって私が普段から聴いているような名曲群を凌ぐような魅力を感じるかといえばそうではなく、あくまで比較的印象が良いなという程度でした。

おそらくこれが先行楽曲の中では最後にあたる楽曲だと思うのでもう一度これまでに発表された楽曲を聴き直してみましたが、意外なことにどの楽曲も悪くないなという気分になりました。

この音作りに慣れてきたことで、今までその変化による衝撃のせいで見落としていた部分が聞こえるようになったのでしょうか。不思議な体験です。

それでもここまで全体的にしっくりこないなという感触に逆らえずにいますが、先行楽曲の印象は後に出るアルバムでどういう働きをしているかどうかでいくらでも変わってしまうので(直近の例を出すなら、前作”Drones”に収録されていた”Psycho”は先行発表の段階で全くと言っていいほど気に入らなかったのですがアルバムを聴いてから好きになりました)、やはりMuseファンとしてまずはアルバムを待ちたいなと思います。

 

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