Magenta: “Trojan” 楽曲レビュー

イギリスのプログレッシブロックバンドMagentaのアルバム”We Are Legend”に収録されている楽曲“Trojan”のレビューです。

Magenta “Trojan”

Magenta(マジェンタ)はイギリス・ウェールズのプログレッシブロックバンドです。作曲家・キーボーディストのRob ReedがボーカルのChristina Boothをフロントに据えて1999年にMagentaを発足させ、これまで高品質のシンフォニックロックを制作してきました。

“Trojan”は2017年発売のアルバム“We Are Legend”のオープニングを飾る26分の大作で、ここではシングルバージョンとして6分弱にエディットされたものが公開されています。

なおこれはバンド演奏を中心にした動画ですが、CGを使用したアニメーションとバンド演奏が組み合わされたバージョンの動画も公開されています。私はバンドの演奏を見るほうが好きなのでこちらを紹介用に選びました。

私はこのアルバムを購入しましたが、大作3曲入りという大胆な構成に耐えうる素晴らしい作品で、特にこの”Trojan”には感動しました。

このシングルエディットバージョンには楽曲のおいしいパートが使われていて、全体で見ると曲の最初のテーマ部分を最後のリプライズと繋ぎ合わせた構成になっています。

このバージョンを聴いただけではTrojanがどんな展開の曲なのか全くわかりませんが、切り出されている部分が非常にキャッチーなのでプロモーションとしては効果大だったはずです。

楽曲のレビュー

全体的に曲調は明るめです。私はイントロの高音ギターによるテーマを聴いた時点でかっこよすぎてノックアウトされてしまいました。インストパートはプログレバンドにふさわしいレベルで工夫されており、Christinaの真っ直ぐで格調高い歌声が楽曲にポップソングのような親しみやすい印象を与え、聴いているだけで元気が出てきます。

私はアルバムを購入する前にこの動画を観ましたが、このバージョンを聴いて即刻アルバムの購入を決めました。短縮版がこれだけ良いのだから傑作に違いないと感じたからです。

というわけで、このシングルエディット版が気に入ったらぜひアルバムでフルバージョンを楽しんでいただきたいです。26分かけて繰り広げられる壮大なドラマは感動なしには聴けません。

 

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