Muse: “Aftermath” 楽曲レビュー

イギリスの人気ロックバンドMuseのアルバム”Drones”(2015)に収録されている楽曲“Aftermath”のレビューです。

Muse “Aftermath”

Muse(ミューズ)イギリスのスリーピースロックバンドです。ライブでのパフォーマンスが素晴らしく、世界的人気ロックバンドとして君臨しています。私のMuseが大好きです。

“Aftermath”は2015年発表の7thアルバム”Drones”に収録されています。Museのアルバムには基本的に最低1曲ガチガチのバラードがありますが、これはそのタイプの曲です。私はそういったバラード曲の中で3rdアルバム”Absolution”の”Sing for Absolution”の次にこの”Aftermath”が好きです。

なお、このミュージックビデオは日本のお笑い芸人である鉄拳が制作した紙芝居です。鉄拳の紙芝居は他にも”Exogenesis: Symphony Part 3 (Redemption)”, そして”Follow Me”といったMuseの楽曲でミュージックビデオに使用されています。

こんなところにこのバンドと日本とのつながりが見えるのは嬉しいですね。

楽曲のレビュー

Museの今までのバラード群よりも壮大な印象を受けました。”Sing for Absolution”, “Invincible”, “Explorers”などが特に好きでそれぞれが思い入れのある曲なのですが、それらに匹敵する出来です。

ボーカル・ギターのMatthew Bellamy(マシュー・ベラミー)のボーカルは大らかで、得意の独特な歌唱法を生かしながら前半では落ち着きと深みのある声で歌っています。これが曲の演出とマッチしていて素晴らしいです。

楽曲は次第に盛り上がっていきますが、最後に合唱隊が入ったりヘリコプターを思わせるような(?)ギターのトレモロが挿入されたりするアレンジには感動です。正統派のような印象を与えてくれるものの凝った作りになっていて面白く聴けるのがこの曲のすごいところかなと思いました。

Museの余裕と貫禄が感じられる秀逸な楽曲です。

 

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