Anathema: “Forgotten Hopes” 楽曲レビュー

イギリスのロックバンドAnathemaのアルバム”Judgement”(1999)に収録されている楽曲“Forgotten Hopes”のレビューです。

Anathema “Forgotten Hopes”

Anathema(アナセマ)は私の愛するイギリスのロックバンドです。

今回紹介するのは、1999年発売の5thアルバム“Judgement”からの楽曲“Forgotten Hopes”です。Anathemaは2018年時点で既に11枚ものアルバムを発表していますが、私が一枚のアルバムとしてAnathemaの中でおそらく一番好きなのがこの”Judgement”です。

その理由は収録曲の曲調を見た時にアルバムとしての統一感があり、さらに一見シンプルな音楽をやっているにも関わらず全く飽きさせない魅力があるからです。バンドの実力が感じられるアルバムだと思います。

紹介しているのはライブ映像で、2004年ポーランド・クラクフでのライブを収録した作品“Were You There?”からのクリップです。ちなみに私はクラクフに3回行ったことがありますがあそこでライブを観たことはありません。

“Forgotten Hopes”はこのアルバムの魅力をそのまま纏った曲です。特に派手なわけでもない普通のダウナーな曲なのに、いつまでも聴いていたくなるような魔力と名曲と思わせる説得力があります。

アルバムでは3曲目に位置していますが、アルバムの最初の4曲が全て繋がっているのでその通りの曲順で聴くともっとこの曲の良さを味わうことができます。”Deep”, “Pitiless”, “Forgotten Hopes”, “Destiny Is Dead”の流れです。

もし”Judgement”をアルバムで聴いたことがないなら、お薦めなのでぜひ聴いてみてください。”Judgement”はAnathemaが一番ニュートラルなロックをやっていた時期ともいえると思いますが、だからこそバンドとしての質の高さがわかるはずです。

ロックを聴く人なら誰でも聴けるようなサウンド面での普遍性がこの”Judgement”にはあると思います。名盤です。

 

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