フィンランドのゴシックメタルバンドCharonのアルバム”Songs for the Sinners”(2005)に収録されている楽曲“Deep Water”のレビューです。
Charon “Deep Water”
Charon(カロン)はフィンランドのゴシックメタルバンドです。デスメタルバンドとして結成されましたが、デビュー後はボーカルのJuha-Pekka Leppäluotoの渋く男前な歌声を武器に歌もののゴシックメタルを演奏していました。
バンドは残念ながら2011年に解散してしまいましたが、Juha-Pekka Leppäluotoは他のバンドやプロジェクトにも参加しているので他所でその声を聞くことができます。
この“Deep Water”はバンドの5thにして最後のアルバムとなった2005年作“Songs for the Sinners”からの楽曲で、私がCharonを好きになったきっかけの曲でもあります。Charonのアルバムの中で私がお気に入りを一つ選ぶとしたらこのアルバムかなと思います。
楽曲のレビュー
ゴシックメタルというジャンルのイメージから一見とっつきにくいように見えるCharonですが、実はコンパクトな歌ものが多く、”Deep Water”はその中でもとりわけキャッチーです。一度聴いたら忘れられないイントロのギターメロディは、流れた瞬間にリスナーの心を掴みます。
もちろんその他の部分も素晴らしく、全体的にまとまっていて優れた曲だなと思います。それにしてもJuha-Pekka Leppäluotoは良い声してますね。
先ほどこの曲がCharonを好きになったきっかけであると書きましたが、厳密に言えばこのバンドのファンである彼女がこの”Deep Water”を含む何曲かを送ってくれたのがCharonを知ったきっかけです。
他の楽曲も好きになってCharonのファンになるまでには少し時間がかかりましたが、”Deep Water”は一発で気に入ったのでそのおかげで彼らの音楽を知ることができました。
後に彼女にその話をすると「本当はDeep Water送るのやめようと思ってたんだよね、あまりにもポップだから」と言われましたが、やはり他人にアーティストを紹介するときにわかりやすい曲を優先して損はないと思いました。