普段はロックバンドによる曲を中心に紹介していますが、今回はミュージカルからです。
Notre-Dame de Parisより”Belle”
Notre-Dame de Parisはフランスのミュージカルで、1998年にパリで初演されました。日本語では「ノートルダム・ド・パリ」と呼ばれます。
ミュージカルは1831年に出版されたヴィクトル・ユーゴー(Victor=Marie Hugo、「レ・ミゼラブル」の著者として知られる)による同名の小説が基になっています。私はミュージカル全体を観たことがないのであらすじについてはWikipediaをご参照ください。→あらすじはこちら
ボーカルは出番順に次のようになっています。
カジモド(Quasimodo)役… Garou
フロロ(Frollo)役… Daniel Lavoie
フェビュス(Phœbus)役… Patrick Fiori
動画に登場する女性がジプシーの美女でこの三人の心を虜にするエスメラルダです。
なおカジモド役を務めるGarouはカナダのケベック出身で、シンガーソングライターしてヨーロッパで有名なようです。特徴的な声をしています。
楽曲レビュー
三人の登場人物が同じメロディーによる歌をそれぞれが違う音域で順番に歌っていき、最後には合唱になるという構成です。ミュージカルの楽曲であるからこそ実現できる手法でしょう。
一見シンプルに思えるものの、音域が上昇していくことによる高揚感、最後の三人の男声ボーカルによるハーモニー、配役に合った演技などがこの構成のおかげで強調され、大きな感動が生まれているように思います。このミュージカル全体に言えることですが全てのメロディが美しいので全く飽きません。
私はこの”Belle”をきっかけにこのミュージカルの他の楽曲もいくつか聴いてみましたが、どれも素晴らしかったです。Richard Coccianteという人が作曲したようです。
私は普段ミュージカルを観ませんが、知っているものの中に優れた曲が多いなと感じているので他にも音楽の良いミュージカルを知る機会があればどんどん聴いてみようと思います。 このNotre-Dame de Parisからは他の楽曲も紹介していきたいです。