ポーランドの都市をいくつも訪問した私がそれぞれの都市をわかりやすくまとめてみるというシリーズです。これが第一回になります。まずはワルシャワから。
ワルシャワ
旧市街にある王宮広場。ワルシャワには10回近く行きましたが天気が良かったことがないので曇りの写真です。
ポーランド語名称: Warszawa (ヴァルシャヴァ)
所属県: マゾフシェ県
人口: 約175万人(2018年)
ワルシャワの概要情報
ポーランド共和国の首都であり最大の都市です。第二次世界大戦で街が著しく破壊されましたが、その後再建されました。この街を流れているのはヴィスワ川で、これはクラクフやグダンスクにも流れているポーランド最大の川です。
ワルシャワの特徴
ポーランドで最も国際的な雰囲気のある都市で、外国企業のオフィスが建ち並び外国人留学生もたくさん住んでいます。かなり多くの人が英語を話せるはずですし、街自体がポーランド語だけでなく英語や他の言語での表記にあふれています。ポーランド語がわからずにワルシャワに来ても、特に不自由しないのではないかなと思います。
物価はポーランドの中でも高く、特に住むとなると家賃や生活費が国内の別の場所に住むよりも高くなってしまいます。その分所得も高いです。また買い物には困らず、服装に気を遣っている人も多いです。
イベントが最も多く行われているのもワルシャワで、ここでしか行われないものも多くその時は全国から人が集まります。
日本食を提供しているお店も多く、ポーランドに長期滞在しているなどでおいしい日本料理が必要な場合はワルシャワが一番便利だと思います。ワルシャワには日本人も何百人単位で住んでいるようです。
ワルシャワの観光
観光の目玉となるのは旧市街です。ここには旧王宮や王宮広場、聖ヨハネ大聖堂など見所がたくさんです。上に載せた写真が王宮広場ですが、この風景はワルシャワのシンボルともいえます。柱の上にいるのはズィグムント三世という王様です。そのまま新市街(といっても現在街の中心は別のところにあります)にも繋がっています。
中心部から旧市街へ歩いて行くなら新世界通りとクラクフ郊外通りという二つの真っすぐ繋がった通りを過ぎることになりますが、ここには大統領官邸、偉大な詩人アダム・ミツキェヴィチの像、天文学者コペルニクスの像、ワルシャワ大学などの重要なポイントがあります。
おしゃれなレストラン・お店などもあり、歩いているだけで楽しいはずです。土日は車道が封鎖され歩行者天国になり、自由に歩くことができます。反対に、バスを利用したい場合は注意してください。
少し南に行くとワジェンキ公園という巨大な公園があり、ここにもアトラクションが多くあります。さらに南に行くとヤン三世ソビェスキという王様が住んでいたヴィラヌフ宮殿もあり、観光名所となっています。
クラシック作曲家のショパンが好きなら中心部から東へすぐのところにあるショパン博物館や、旧市街へ続くクラクフ郊外通りに位置しショパンの心臓が眠っている聖十字架教会を観るべきでしょう。ショパンの生家があるジェラゾヴァ・ヴォラ行きのバスもワルシャワから出ています。
ワルシャワの交通
ワルシャワの公共交通機関はバス・トラム・地下鉄からなっています。ポーランドで唯一地下鉄が走っている街です。
チケットは共通なので、チケットさえあればどれでも都合の良いものに乗ることができます。ただワルシャワは広いので長距離移動する場合乗り換えをしなければいけないことが多いです。
まとめ
ワルシャワはかなりの都会なので私にとってはポーランドというよりは日本にいる感覚に近いですが、見所も多く何でもそろっています。ポーランドに行く人はほとんどの場合ワルシャワから入ることになると思うので、最初に紹介してみました。