リトアニア・カウナスでの失敗体験

リトアニアのカウナスでピンチに陥った時の話です。

概要

2017年9月9日からリトアニアのカウナスに滞在し、9月12日に予期せずポーランドのワルシャワに戻ってきました。これはカウナスからさらに北に旅行する予定だったのに問題が発生したためです。

実はカウナスを11日に出発しラトヴィアのリーガへ移動する予定でした。しかし、11日の朝にチェックアウトする予定の宿でハプニングが起きたのです。

出発前日、ホステルの管理人に朝6時くらいにチェックアウトしていいですかと聞いて、いいよと言われたのでその日は就寝しました。しかし朝起きてみると誰も起きていません。

管理人と従業員はこのホステルに住んでいてどこかの部屋で寝ていることは知っていたので電話をかけましたが、何度もかけてやっと電話をとってくれたものの寝ぼけていて会話が成立しない上にまた寝てしまいました。

バスは朝早く、チケットを予約していたのですがチェックアウトできないとホステルから出れないためバス乗り場まで行けず、間に合いませんでした。

私がとった対処法

「これはクレームものだよ!ちゃんと苦情入れて補償もらわなきゃ!」とポーランド人はだいたい言ってくるのですが、宿自体はとても良いところで人も良くそうする気にはなれませんでした。

また、カウナスが楽しすぎて、実はもう1日いたいなと前の日から思っていたのでした。そこで宿泊を一日延長。この日は実は結構楽しかったです。

予約したのより遅い時間のバスを予約し直せば済む話なので理論上リーガ行きは可能だったのですが、バスに遅れたことによるキャンセル+新しい予約の関係で実質的な損失額以上にクレジットカードの利用可能枠が圧迫されてしまいました。お金が返ってくるとしても払い戻されるまでカードの利用枠が埋まるからです。

リーガに行ったとしてもお金がなくなったら死ぬなと思ったので、ワルシャワに戻ることにしました。ラトヴィア語を全く知らず知り合いもいないのにお金がなくなったら確実にアウトですからね。

なお、リトアニアでも日本円でお金を持ってきていたので両替できる場所が見つからず大変でした。

ワルシャワには知り合いもいますし、日本(カード会社や銀行)と連絡する手段も多いのでリーガは泣く泣く次の機会に延ばしました。急に宿が必要になったのですが知り合いの友達がちょうど家を空けていて、12日から5泊6日ワルシャワで、1泊50ズウォティ(1500円程度)で贅沢な家を一人で使わせてもらえることになりました。

予定変更よりも問題になったのがお金、特にクレジットカード利用枠です。おそらく損したのは多くても5000円ですが、クレジットカード利用枠は10万円のうち2万円分以上が無駄になってしまいました。

私の場合は引っ越しついでの旅行中で、出国前にホテルや移動手段の予約にクレジットカードを切っていたので結果的にメインのカードがほぼ残っていない状態でした。

現金はそんなにたくさん持ってきていなかったので、正直結構焦っていました。今回切り抜けられたのは、たまたま作るだけ作って使っていなかったウェブマネーカードというプリペイド式のカードを財布に入れてきたからです。

まず日本にいる家族に連絡し、日本の自分の銀行口座のお金を出してこれにチャージしてもらい、デビットカードとして使う方法を見つけたことによって切り抜けられました。

教訓

ここから得た教訓が、クレジットカードと現金以外に不測の事態でも使える手段を持っておくことです。

海外キャッシングができるカード、現金化できるウェブマネー、引っ越しならカードの利用可能枠一時引き上げ、または現金でもどこでも両替できるドルかユーロで多めに持っておくなど、様々な手段があります。

また、クレジットカード可の場所でも対応していないことがあるクレジットカード(JCBなど)は最初から計算に入れずに計画を立てた方が良いです。

使う予定がなければ用意しなくていい、ではなく、窮地に陥った時の切り札をできるだけ多く持っておかないといけないということを実感しました。

旅慣れしている人たちにとっては基本事項かもしれませんが、こうしてブログで失敗談として伝えるべきだなと思って記事にしました。成功した話よりも失敗した話の方が役に立つというのは本当だと思います。

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