今回はバルト海沿岸の港町グダンスクに冬の一番寒い時期に行ったときの記録です。
滞在都市: Gdańsk(グダンスク) ※「グダニスク」と書かれることもあります。
滞在期間: 2017/2/18 – 2/20
2/18
到着
ワルシャワからPKP InterCityで2時間ほど乗るとグダンスク中央駅(Gdańsk Główny)に着きました。当然ですがワルシャワより寒く、この時は天気も良くなかったです。
まずはホテルを探すのに苦労しました。
駅を出るとこんな感じでした。
夕食
この日はとりあえず街中をふらふらして、暗くなってからガイドブックで狙いを定めていたTarg Rybny Fishmarktで夕食をとりました。かなり空いていて、おしゃれなお店でサービスも良かったので落ち着けました。
これはミントコーヒーだったと思います。衝撃的な味でした。
メインで頼んだのはタラポテトとラタトゥイユにカシューブチーズを乗せて焼いた料理。これに30ズウォティは払ったと思いますがとても美味しかったです。
カシューブ(Kaszub)とはこのあたりのポモジェ(Pomorze)地方の少数民族で、カシューブ語という彼ら独特の言語もあります。
この時期のグダンスクでは、日が落ちて18時近くになるとすでに外を歩いている人がほとんどいなくなったので少し怖かったです。
2/19
この日は午前中にバスで第2次世界大戦が始まった場所であるヴェステルプラッテ(Westerplatte)に行って、午後からグダンスクを見ました。ヴェステルプラッテについては別記事に書きます。
散策
グダンスクの風景。
グダンスクはレンガ色の街です。これらの写真を見るとそれが感じられると思います。
チェスワフ・ニェメン(Czesław Niemen)の名を冠した広場がありました。音楽好きの方はピンと来るかも。
ヴェステルプラッテからの帰り、黄金の門(Złota Brama)付近でバスを降りてみました。
観光
まずは囚人の塔(Wieża Więzienna)の中にある琥珀博物館(Muzeum Bursztynu)を見てみることにしました。琥珀博物館はそのまま囚人の塔の展示に繋がっていました。
琥珀博物館の一階には琥珀を売っているお店があります。もちろんここはブランドなので高いものばかりですが、お土産用とは別にもっと大事な贈り物として琥珀を買おうと思っていたのでここでいくつか選びました。もちろん日本で宝石を買うほどの値段はしません。
その後はDługi Targという広場を見てから琥珀店の並ぶマリアツカ通り(ul. Mariacka)を歩きました。
道に飾ってあるオルゴールを鳴らしている子供がいたので近くで見てみると、それぞれ違う曲が入った木製のオルゴールが並んでいました。素敵だったのでショパンの英雄ポロネーズのオルゴールを買って帰り、現在自宅に置いています。ポーランドの他の場所でもこのオルゴールを売っていることがあります。
お土産用の琥珀には安いものを複数選ぼうと思っていましたが、このマリアツカ通りにゆっくりしたポーランド語で丁寧な説明をしてくださる男性がやっているお店があったのでここで買いました。
その後は運河を見たり自由に歩き回ったりして夜まで過ごしました。
運河沿いなど。
全体は収まりませんでしたが素敵な教会です。
empikでポーランドの大御所バンドPerfectのベスト盤を買いました。
2/20
短い滞在でしたが、都会っ子ではない私はワルシャワより居心地が良かったなと思いながら次の目的地Wrocław(ヴロツワフ)へ向かいました。
さようなら。
最後に
グダンスクの魅力を挙げるなら
- ポーランドでは珍しく海沿いにある
- 茶色い建物が多く落ち着いた雰囲気
- 魚が食べられる
- 琥珀がたくさん
でしょうか。
グダンスクは元々造船所の技師ながらポーランドの民主化に貢献し、後に大統領を務めノーベル平和賞を受賞したLech Wałęsa(レフ・ヴァウェンサ)と、彼が議長を務め民主化運動の中心となった団体「連帯(Solidarność)」の原点でもあります。
日本ではこの人はヴァウェンサでなくワレサとして有名です。これは誤読なのでポーランドでワレサと言っても通じません。
また、グダンスクは近くにあるGdynia(グディニャ), Sopot(ソポト)とともに三つ子の町(Trójmiasto)を形成しています。行き来が非常に簡単で、どの町も観光する価値があるとのことです。
私が行ったのは冬のグダンスク観光に一番向かない時期でしたが、夏には海辺のリゾート地として賑わいお祭りも開催されると聞きました。私も夏にもう一度行ってみないといけませんね。