私が住んでいた街・ヴロツワフの紹介です。ヴロツワフは美しい上に便利な街なのでポーランドで一番気に入っています。
ヴロツワフ
中央広場です。
ポーランド語名称: Wrocław (ヴロツワフ)
所属県: ドルヌィ・シロンスク県
人口: 約64万人(2017年)
ヴロツワフの概要
ポーランドの主要な観光都市の一つです。シロンスク地方の中心都市として長い歴史を持っています。18世紀から第二次世界大戦後まではドイツの領土だったため、ドイツ風の建築が多い街です。今でもドイツ人が観光客としてヴロツワフを大量に訪れています。ワルシャワからは電車で5時間ほどかかります。
経済的に発展しておりインフラも整っているので住みやすい街で、さらに2016年欧州文化首都、2017年ワールドゲームズ開催地、2018年ヨーロッパおすすめ旅行先ランキング一位などヨーロッパ全体で見ても存在感を持っています。
国立大学であるヴロツワフ大学はポーランドの大学ランキングで4位につけており、学問・文化的にも高い水準を誇る街です。
ヴロツワフの特徴
ポーランドの中で最も暑い地域の一つで、夏はかなり気温が高くなります。
ヴロツワフの中心部はこの街を流れるオドラ川(北側)と堀に囲まれて円形に構成されています。その円形の区域のほとんどが旧市街で、そしてその南側に鉄道駅があります。この円形の構造が気に入らない人もいるようですが、私はこれのおかげで街の中を移動しやすい気がするので好きです。
また街中には小人が至る所に置かれていて、駅の小人はスーツケースを引きながら走っている、化粧品店の前の小人は化粧をしている、蔵書機関前の小人は本を読んでいるなど、見つけるたびに楽しめるようになっています。市内にいる小人の数は200以上らしく、観光の際は小人探しをするのも良いかもしれません。
ヴロツワフの交通
市内の公共交通機関にはトラムとバスがありますが、トラムが非常に発達していて本数も多く遅れが少ないので、場合によってはバスに乗らなくても住めるというくらい便利です。
バスも路線数は少なくなく、トラムが走っていない部分をカバーしています。チケットはトラム・バス共通です。価格もワルシャワやカトヴィツェに比べて安いのが魅力。
停留所のほとんどにリアルタイムの電光掲示板があり、どの番号のトラム(またはバス)が何分後に来るかが表示されているのでいつも安心です。
ヴロツワフの観光
ヴロツワフは美しい街なのでいくらでも見所がありますが、中でも素晴らしいのは市場広場にある旧市庁舎、オドラ川の向こうにある洗礼者ヨハネ大聖堂などです。
ただ個々の場所を挙げるよりも、街を歩いているだけで魔法にかかったような気分になれるということを強調しておきたいです。観光名所でなくても美しい場所がたくさんあります。
昼間は美しい建築や自然をじっくり見ることができるのでもちろんお薦めですが、暗くなってからは街全体が幻想的になるので昼間だけ観光するともったいないと思います。
まとめ
私はヴロツワフに住んでいてこの街の美しさを存分に味わったので細かいところまでいくらでも紹介したいのですが、そういうテーマは他の記事のために取っておくことにして、今回は都市紹介シリーズの定型に準じてヴロツワフを紹介してみました。