訪問都市: Bydgoszcz (ブィドゴシュチュ) ※よく「ビドゴシチ」「ビドゴシュチ」「ビドゴシュチュ」と書かれます。私が実用しているカナ表記ルールに従えば「ブィドゴシュチュ」ですが、個人的にはどれでも良いと思います。
訪問時期: 2018/2/4
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散策
パート1からパート3では駅、ウォーターフロント、旧市街などを紹介しました。ここからはBygdoszczの大きな魅力の一つである建築をたっぷり紹介していく予定です。
ul. Jagiellońska(ヤギェウォ通り)と接しているul. Gdańska(グダンスク通り)を北上していくことにしました。
この通りは長いですがトラムが通っているので、歩きたくなければトラムで移動することができます。私も歩き疲れた上に寒くて凍えそうだったのでトラムに乗りたいなと思いましたが、この通りが綺麗だったので我慢して歩き続けました。
パート1で紹介したBydgoszcz Główna駅の正面に伸びるのがul. Dworcowa(駅通り)ですが、このバス停はグダンスク通りにあります。というのも、ポーランドではバスまたはトラムの運行ルートとなる通りにあるバス停にその通りの名前はつきません。もちろん例外はありますが、だいたいは一つの通りにいくつもバス停が置かれているのでその通りを横切る通りの名前がバス停になっています。
つまり、ここではトラムの運行ルートがグダンスク通りで、グダンスク通りにあるこのバス停の位置からちょうど横に伸びているのが駅通りであるということでこのバス停の名前が駅通りになっています。バス停「駅通り」と駅は距離的に離れています。
どの建物も気に入りました。私の住んでいたカトヴィツェでも美しい建築は見られましたが、あちらではシロンスク地方特有の茶色くて味気ない(個人的な意見です)様式の建物が多かったのでBydgoszcz街並みを見ていると嬉しくなります。
これはレストランです。こんな綺麗な建物でご飯を食べてみたいですよね。
ここはPark im. Jana Kochanowskiego(ヤン・コハノフスキ公園)。ヤン・コハノフスキは16世紀の詩人で、ポーランド人なら誰もが学校で暗唱させられるほどの名作”Treny”(挽歌)を書いた人です。私も日本語でですが読みました。
夏なら噴水が動いているはずですが、2月なので何もありませんでした。
この建物はFilharmonia Pomorska(ポモジェ・フィルハーモニー)。ポモジェとはポーランドの海沿いの地方の名称です。
Andrzej Szwalbe(アンジェイ・シュファルベ)。Bydgoszczはポーランドの中でも音楽が発展しており、ブィドゴシュチュ音楽アカデミーなどは有名です。そしてそれは彼の努力のおかげだそうです。フィルハーモニーがあるこの公園にこの像があるのも納得できます。
フィルハーモニーの建物にお客さんらしい人々が入っていきます。
風景。
この後は何も考えずに方向も気にせず歩き出しました。
これはUniwersytet Kazimierza Wielkiego(カジミェシュ大王大学)のキャンパスの一つ。建物にはCopernicanumというポーランドの天文学者コペルニクスにちなんだ名前がついています。
何か不思議な建物が遠くに見えたので、近づいてみました。これは何でしょう。
教会のようですが、こんな形の教会は珍しいので好奇心をそそられました。
周りの景色も撮りながら教会らしきものに近づいていきます。
文字が読めるほど近くに来ました。ラテン語なのでやはり教会。しかしこちら側は入り口ではないようです。
ポーランド語でMiłość(愛)と書かれています。
これは売り出されている物件。お金があれば買って住みたいです。
教会の敷地までやって来ました。向かいにはFocus Mallというショッピングモールが見えます。
素敵な建物です。しかしここで携帯があまりの寒さにシャットダウンしてしまったので、充電しながら歩き回ることにしました。(この冬は寒い中外を歩くことが多く、電池残量に関わらず頻繁に私の携帯の電源が切れ、起動できなくなるという問題がありました。電池が残ってさえいれば電源に接続することで起動が可能になるので、減った電池残量を回復させるためにも少し時間を置くことにしました。)