訪問都市: Bieruń (ビェルン) ※「ビェルニ」と書かれることもあります。
訪問時期: 2018/6/30
ポーランド南部の田舎町に行った時の記録です。
Bieruńはカトヴィツェを県都とするWojewództwo śląskie(シロンスク県)の一番端に位置する町で、クラクフを県都とするWojewództwo małopolskie(マウォポルスカ県)と接しています。
人口は約2万人(2016年)で、カトヴィツェの隣町であるTychy(ティヒ)やナチスのアウシュヴィッツ強制収容所で有名なOświęcim(オシフィェンチム)と境を接しています。
私がBieruńに行ったのは隣町であるLędziny(レンジヌィ)に住む友達のところに遊びに行ったからです。友達はBieruńについても良く知っているようなので案内してもらいました。
レンジヌィの訪問記も書きました。そちらの方が記事として充実しています↓
まずはレンジヌィを散歩し、それからバスでBieruńまで来ました。
バスを降りました。中央広場まで散歩します。
基本的にはレンジヌィとほとんど変わらない田舎の風景が広がっています。
ベンチに蝶のような形をした虫が止まっていたので写真を撮りました。
記念碑のようなものを見つけましたが近くまでは行きませんでした。宗教関係の人物のように見えます。
町はのどかです。
不思議な像。
中央広場に近づいてきました。向こうに教会が見えます。
Kościół św. Bartłomieja Apostoła(使徒聖バルトロマイ教会)です。
中央広場(Rynek)に着きました。ここがBieruńの中心です。レンジヌィと違ってちゃんとした広場があります。
小規模ですが可愛い建物が多いですね。
立派な広場です。
これは市庁舎(Ratusz)です。
私たちは昼食をとるために友達おすすめのピザ屋さんに入りました。
写真を撮る前に1ピースずつ食べてしまいましたが、頼んだピザはこれ。シレジア語(シロンスク地方で話される方言。しかしシロンスクの人々は民族的独立意識が強く、シレジア語も方言ではなく独立した言語として認められるよう主張しています)の名前がついたピザで、なんとかDziołchaという名前でした(なんとかの部分に形容詞がついていましたが忘れてしまいました)。
dziołchaとは女の子のことで、標準ポーランド語ではdziewczynaとなります。dziołchaはシレジア語単語としてポーランド全体で有名です。
標準ポーランド語の話者の耳にはシレジア語が面白おかしく聞こえるらしく、シレジア語を見たり聞いたりすると笑う人が多いです。ちなみにこの友達はシレジア語を話せないと言っていました。シロンスク地方でも若い世代はシレジア語をあまり話せませんが、時々私と同年代でもシレジア語が話せるという人を見かけます。
ピザについてですが、値段も安く味も良かったです。山系の食材が使われたピザでした。
この後、Bieruńを少し散歩しました。
川沿いに行きました。
これは高校です。
自然がいっぱいです。
この川にはカモがいました。
水が変な色をしています。カモが中にいますが汚くはないのでしょうか。友達によると、ここの川はいつも一部だけこういう色をしているが何の色なのかはわからないということです。もしかしたら何かの鉱物のせいかもしれません。
透明な水と色のついた水の境目。
不思議です。
中央広場に戻ってきました。
友達おすすめのマドレーヌ屋さんでまったりすることにしました。二人ともマドレーヌではなくコーヒーを頼んでおしゃべりしました。この後友達のお兄さんが車で私たちをレンジヌィのお家まで連れて行ってくれました。というわけでBieruń訪問記はここで終わりです。