ラトビア訪問記: リーガ観光

リトアニアの首都ヴィリニュスから日帰りで隣国ラトビアの首都であるリーガに行くという弾丸旅行をしてきたので、そのレポートをしたいと思います。

訪問場所: Rīga (リーガ) ※「リガ」とも書かれます。
訪問時期: 2017年9月24日

リーガについて

リーガ(Rīga)はバルト三国の真ん中に位置するラトビアの首都で、人口100万人ほどの港町です。

バルト三国は北からエストニア・ラトビア・リトアニアという構成ですが、エストニアは言語系統がフィンランドと一緒で文化的にも北欧圏に所属するのでエストニアだけは少し異色です。

また、リトアニアとラトビアはそこまで違いがはっきりしていないのですが、リトアニアの首都ヴィリニュスとラトビアの首都リーガを比べてみると、ヴィリニュスが内陸にあるのに対しリーガは海沿いにあるのでかなり雰囲気が違いました。リーガの方が開放的です。

リーガまでの道のり

この日は雲一つない晴天でした。前日に大好きなアーティストのコンサートに行って疲れていたのですが、9時50分にヴィリニュス・バスステーション発のバスに乗り込みました。

まずヴィリニュスとリーガの中間くらいの地点にあるリトアニアの街Panevėžys(パネヴェジース)へ向かい、ここで公私どちらでも関わりのある知り合いのリトアニア人と合流しました。

正午過ぎに彼の運転でリーガへ出発し、14時半頃にリーガの中心部に着きました。ヴィリニュスからは車でずっと運転すれば4時間くらいです。ヴィリニュス・パネヴェジース間は2車線の高速道路が通っていて130km/hまで出せるのですが、パネヴェジース・リーガ間は1車線で制限速度も90km/hなので少し運転しにくいようです。

リーガの近くまで来ると川が見えました。晴天のおかげで信じられないほどの青かったので驚きました。しかも川幅も広いです。この川の名前はDaugava(ダウガヴァ)で、源流はロシア西部だそうです。

すでに14時半ということで、日帰りなのでどれだけ見れるだろうと当初は不安でした。しかし、3時間くらい知り合いの案内で歩いていたら旧市街のほとんどの通りを歩きつくしてしまいました。

彼は仕事の都合でかなり頻繁にリーガに行っているので、色々知っており安心でした。なお建物の中に入るという意味で観光したのは高い鐘楼のある聖ペテロ教会のみですが、天気が良かったので外を歩くのがとても気持ちよく結果的に良かったです。

知り合いはリトアニア人ですが若い人には英語で、ある程度の年齢の人にはロシア語で話していました。ラトビア語とリトアニア語でそれぞれ話しても何の話をしているかくらいはわかるけれども、ラトビアに行くときはこれが一番コミュニケーションをとりやすいんだ、と教えてくれました。

なお、私はリトアニア語すらあまり話せませんがラトビアで街中に書かれているラトビア語が何を意味しているのかは時々わかったので、リトアニア語とラトビア語が似ているということを自分自身で感じることができました。元が同じと思われる単語を見比べるとリトアニア語にある母音がラトビア語にないことが多く(centras – centrsなど)、そこが興味深かったです。

では写真を上げていきます。

前半

なんと日曜日は駐車が無料です。川沿いに車を停めました。

旧市街に入っていきます。

リーガは建築が素晴らしいと聞いていたので、ヨーロッパの建築が好きな私は非常に楽しみでした。

街の壁の跡です。

ここではラトビア国内の様々な地域が示されています。

ある程度スペースもあって建物も美しいので、旧市街のどこを歩いていても気持ちよかったです。

公園に入っていきました。

ここには運河が流れ、水のある公園になっています。この日は非常に気持ちの良い晴れの日だったので、公園に行くのに最適なチャンスでした。

散歩したり休んだりしている人が大勢いました。

これが運河です。青い空を反射していて美しいです。

ここは公園の中にある高台です。

公園が美しすぎて、心が洗われました。

少し自由の女神っぽい像。自由の記念碑というそうです。

写真を何枚も一気に出しましたが、どうでしょうか。どの建物も素晴らしいですよね。この街の魅力はガイドブックで読んだ通り、街そのものの景観(建築など)でした。それにしてもここまで素敵な街並みを見たのは初めてです。

知り合いはリーガには来るもののそんなに頻繁に旧市街を歩くわけではないようで、案内をしてくれながらも私と一緒に感嘆していました。

お土産屋さんにも入り、私はマグネットを買いました。リーガは好きなので、もっと買えばよかったなと後になって思いました。

何かはわかりませんがこんな素敵なものもありました。

これはリーガの目玉となる建物の一つなのですが、ちょうど改装中でした。残念です。上から建物のデザインが印刷された覆いが被さっています。ブラックヘッドの会館といいます。

鐘楼

これは聖ペテロ教会です。お金を払って上まで登ってみました。塔に登らずに内部だけ見学することもできますが、知り合いがせっかくだから登ってこいと言うので行ってきました。

エレベーターは狭くて高さもあるので、混んでいる時は待つことになります。上がったら上がったで人が大勢いるので、身動きをとるのも難しいという状況でした。それでもなんとか街のパノラマを観ることができました。

青天の下、ダウガヴァ川が青く写っています。素晴らしい写真になりました。

ちょうどここに橋が架かっているのが景色をさらに美しくしていますね。なお、写っている高い塔はリーガ大聖堂です。

街を上から見下ろします。屋根の色は様々です。ヴィリニュスは赤屋根が多いのですが。

川の向こうには行きませんでしたが、あっちの方にも何かあるようです。

これは川のみを写した写真。本当に理想的な天気だったので、水面の色も美しいです。

ここまで青い空にはめったに出会えません。リーガを訪れた日にこのような雲一つない晴れになったのは幸運です。

大都市であるだけでなく、緑も多い街であることがこれらの写真からわかると思います。

この高い建物はロシア的ですね。科学アカデミーだそうです。

テレビ塔でしょうか。わかりません。

街は綺麗で空は青い、鐘楼に登るには最高の日でした。

大聖堂の内部を少し。

この後、大聖堂の閉まっている入り口の前で写真を撮ってもらいました。

後半

知り合いが昼食は要るか、と持ってきたサンドイッチとコーヒーをくれました。芝生に覆われた広場のベンチに座って食べたので、気持ち良かったです。

ほとんどの建物には入らず眺めるだけになりましたが、見ているだけでうっとりします。

聖母受難教会です。この色合いは素晴らしいですね。

リーガを出発したのは18時頃で、寄り道をしながらパネヴェジースに着いたのが21時です。この日は日曜日で、パネヴェジースからヴィリニュスへの最終バスは20時15分だったので知り合いがヴィリニュスのホステルまで車で送ってくれました。

彼はパネヴェジースに住んでいて、私を送った後にそこまで帰らなければいけないので大変な思いをさせてしまいましたが、もともと彼がそういう条件で提案してくれたリーガ行きであり、車でヴィリニュスまで行かなければならなくなることも恐らく予想した上でリーガを長く見せてくれたはずなのでお言葉に甘えることにしました。途中でスーパーマーケットに行き買い物などもしましたが、22時半にはホステルに戻ることができました。

スーパーで買ったサラダ。Rimiはリトアニアにもあります。

十分楽しめたものの滞在時間はたった数時間だったので、いつか一人でまた来てみようと思います。

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