ポーランド各都市訪問記: Tychy(ティヒ) 広大な公園・カトヴィツェ発の小旅行

今回の都市訪問記はTychyですが、市街地には行ったことがないので公園のみの紹介です。

目的地: Tychy (ティヒ)
訪問時期: 2017/10/21

Tychyについて

位置: カトヴィツェから南へ約15km
県: シロンスク県
人口: 約13万人
アクセス: カトヴィツェからバスで40-50分

Tychyはカトヴィツェの隣町ですが、ポーランドの超有名バンドDżemの出身地だったりビールのブランドTyskieの本拠地でビール工場がたくさんあったりといくつか特筆すべき点を持っています。人口もカトヴィツェ市の3分の1以上に上ります。

私がこの時に訪問したのはTychyの中心街ではなく地図で示したTychyの一番下に見える湖のある公園Park Linowy Paprocany(パルク・リノヴィ・パプロツァヌィ)です。

ここは特に夏休みになると人で賑わうらしい場所。カトヴィツェの中心部からバス一本で行けるので、乗車時間は長かったものの分かりやすいルートでした。 チケットは片道4.40zł(当時のレートで約140円)でした。

残念ながらこの日は天候に恵まれず、雨こそ降らなかったもののとても寒く空も薄暗いという状況でした。こんな日でも意外と人は多く、遊んでいる親子やサイクリング、バーベキューをしている人がいました。

レストランやボートなどの娯楽もあり確かに夏休みシーズンなら楽しそうです。この寒い日でもボートは動いていました。(ボートというよりヨットに見えます。)

なお、シーズン中にはボートのレッスンやステージでのバンド演奏なども行われているようです。特にDżemは毎年ここで演奏すると聞きました。

この日は滞在時間も短くほとんど公園を散歩しただけなのでこのPark Linowy Paprocanyの景色をご紹介します。Tychyの紹介というよりこの公園の紹介になってしまいますが、次回はTychyの街を見てしっかりと紹介したいと思います。

公園

湖の周りは遊歩道・サイクリングコースになっていて、歩いて回るには長すぎますがサイクリングにはちょうどいいようです。

ボートが見えます。

秋になりかけの遊歩道。天気がよければもっと快適でしょう。

桟橋を歩くこともできます。夏には桟橋に設けられたスペースに横たわって肌を焼くそうです…

この地形。森があって間に民家があり、さらに森が続きます。この景色はとても特徴的らしく、本当かどうかはわかりませんがこのあたりの人でなくてもこの構図を見ただけでTychyのPark Linowy Paprocanyだと気づくポーランド人がいる、そんな場所らしいです。

肌を焼くのはこのスペースだそうです。

桟橋から陸の方向を向くとこんな感じです。

寒くなければ最高ですがどちらにせよ水辺を歩くのはとても気持ちがいいです。この日は風邪をひくほどの寒さでした。

遊歩道を少し奥まで歩くと食べ物や飲み物を売っているスペースもあります。これ以上先へは行きませんでした。

ここは遊歩道から突き出た半島のようになっている部分。公園の中心部より人が少なくきれいな場所なので気に入りました。最後の写真のように水に近づけるのも嬉しいです。ここでは釣りをしている人もいましたが、果たして釣れるのでしょうか…

まとめ

写真を撮った日の天候が悪い上にこの公園しか紹介できていないので、この記事からTychyに興味を持ってくれる方が現れるかどうかはわかりませんが、個人的にはこのような何でもない風景もポーランド人の普段の生活を見ているようでとても好きです。

実際に足を運んでいただければ一番ですが、少なくともこういった記事を通じてポーランドの色々な日常を伝えていければなと思っています。

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