文法に入る前に、ポーランド語の文法を知らないとしても覚えておきたいあいさつ系の表現を紹介します。
目次
会う時と別れる時の基本表現
基本
Dzień dobry
「ヂェィン・ドブルィ」です。意味は「こんにちは」で、主に朝から昼間にかけて使います。親しい人にはほとんど使わない表現ですが、初対面の人や目上の人相手ならこれで大丈夫です。
dzieńは「日」、dobryは「良い」という意味です。
Dobry wieczór
「ドブルィ・ヴィェチュル」です。意味は「こんばんは」で、Dzień dobryの夕方以降に使うバージョンと思ってください。
dobryは「良い」、wieczórは「晩」という意味です。
Cześć
「チェシチ」です。「こんにちは」「さようなら」どちらの場面でも使える表現ですが、これは親しい人に対して使います。
cześćは元々「崇拝」「名誉」を意味する言葉です。
Do widzenia
「ド・ヴィヅェニャ」です。意味は「さようなら」です。これはふつう親しくない人や目上の人に使います。
元の意味は「(次に)会う時まで」です。日本語の「またね」に考え方が近いですね。
Do zobaczenia
「ド・ゾバチェニャ」です。これも「さようなら」という意味で、Do widzeniaと同じと思って大丈夫です。誰かと別れる時に”Do widzenia”と言おうと思っていたら相手が先に”Do zobaczenia”と言ってくる場合がありますが、Do widzeniaと同じ意味なので焦らないようにしましょう。
これも「(次に)会う時まで」という意味を持っています。
状況に応じた表現
「おはよう」はありません
日本語の「おはようございます」のような朝専用の表現はしないので、Dzień dobryなどを使います。
Do jutra
「ド・ユトラ」です。意味は「また明日」。
jutroは「明日」を意味します。
Do później
「ド・プジニェイ」です。意味は「また後で」です。その日のうちにまた会う場合に使います。
późniejは「後で」という意味です。
Dobranoc
「ドブラノツ」です。意味は「おやすみ」です。自分が寝るところで相手はまだ寝ない場合もこれを使って大丈夫です。Dobrej nocy(ドブレイ・ノツィ)という言い方もあります。
dobraは「良い」、nocは「夜」を意味します。
会う時と別れる時のカジュアル表現
ここからは覚えなくても大丈夫ですが、ポーランドでは主に若者がカジュアルな表現を色々使うのでそれらを紹介します。
会う時
Siema
「シェマ」です。これは調子を尋ねる時の”Jak się masz?”が短縮されたものです。他にもSiemka(シェムカ), Siemaneczko(シェマネチュコ), Siemson(シェムソン)などのバリエーションがあります。
これを使うのはイケイケ系の若者が中心です。
Hej
「ヘイ」です。Hejka(ヘイカ)というバージョンもあります。
HejとHejkaはイケイケ系でなくても若者なら使います。
別れる時
Pa
「パ」です。Papa(パパ)と言うこともあります。
会う時と別れる時のあいさつ表現を紹介しました。次のレッスンでは「ありがとう」や「ごめんなさい」などの表現を学びます。