[ポーランド留学]大学の授業7: ポーランド語の歴史音声学

ポーランド留学中に大学で受けた授業の紹介です。今回はFonetyka historyczna języka polskiegoという科目です。この回からはいよいよポーランド語学科の授業の紹介に入ります。

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ポーランド語歴史文法: 女性名詞単数造格語尾-ąの起源

このシリーズでは現在ポーランド語に存在する名詞の格変化語尾をそれぞれ歴史的に説明していきます。

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ポーランド語歴史文法: 男性名詞単数与格語尾-u, -owiの起源

このシリーズでは現在ポーランド語に存在する名詞の格変化語尾をそれぞれ歴史的に説明していきます。

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ポーランド語歴史文法: g:dzの子音交替について

今回もポーランド語の子音交替を一つ取り上げて解説していきます。

この記事を読んで解決する疑問の例はこちらです。

「noga(脚)の単数前置格形はなぜo nogieではなくo nodzeなのか?」

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ポーランド語歴史文法: k:cの子音交替について

今回もポーランド語の子音交替を一つ取り上げて解説していきます。

この記事を読んで解決する疑問の例はこちらです。

「książka(本)の単数前置格形はなぜo książkieではなくo książceなのか?」

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ポーランド語歴史文法: g:żの子音交替について

ポーランド語における子音交替・母音交替を一つずつ記事に取り上げて説明していくシリーズです。今回はk : czの子音交替についての記事とほぼ同じ内容になります。

k : czについての記事はこちらです。↓

ポーランド語歴史文法: k:czの子音交替について

今回の記事を読んで解決する疑問の例はこちらです。

「重さを表す名詞はwagaなのに重さがあるという動詞がważyćなのはなぜか?」

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ポーランド語歴史文法: k:czの子音交替について

ポーランド語における子音交替・母音交替を一つずつ記事に取り上げて説明していくという細かいことをするシリーズです。需要が少ないと思いますが、珍しい情報だと思うのでやっていきます。

今回の記事を読むことで解決する疑問の例は以下の通りです。

「płakać(泣く)の1人称単数現在形がpłakęでなくpłaczęなのはなぜか?」

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ACミランの新エースPiątekの読み方が「ピオンテク」というのは間違いです

今回もスポーツに絡めて書いてみます。イタリアの有名なサッカーチームACミランに移籍してきて大活躍しているポーランド人選手Krzysztof Piątekの読み方について、日本で議論があるようです。

私はポーランド語に関するツイートを検索しながらこれを見守っていたのですが、「ピアテクとピョンテクは間違いで、ピオンテクが正しい読み方だ」という説が最終的に拡散されたようです。

ただここで「ちょっと待った」です。私はポーランド語がわかるのですが、「ピオンテク」はありえません。カタカナ表記するなら「ピョンテク」しかありえません。それなのに「ピョンテクではなくピオンテク」という誤った情報が広まってしまって非常に危険だと思ったので、この記事でしっかりこの名字の読み方を解説することにしました。

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ポーランド語文法: なぜ”w Zakopanym”ではなく”w Zakopanem”なのか?

今回はポーランド語に関する豆知識です。Zakopane(ザコパネ)はポーランド南東部にある人気リゾート地ですが、不思議な格変化をします。

「ザコパネで」と言いたい場合は“w Zakopanem”となりますが、普通に考えるとこれはおかしいのです。ではなぜこういう形になるのか、この記事で説明します。

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ポーランド語の東部訛りについて

ポーランド語には様々な方言があります。方言によって語彙や発音などに様々な違いがあります。その他に、標準語を喋っていても発音で出身地がわかってしまうということも時々あります。

日本語でも同じです。関西出身の人が東京に来て、イントネーションで関西出身であることがばれる、というのは日常的な光景だと思います。

また、外国人が日本語を話すとほとんどの場合日本語ネイティブではないことがわかるはずです。つまり、人は他人の発音を聞いて違いを感じ取るのです。

ポーランドでもこういうことが起きます。様々なタイプの訛りがありますが、今回は東部訛りをテーマにしましょう。

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